愛知・東郷町長パワハラ複数認定 第三者委「町政に悪影響生んだ」
愛知県東郷町の第三者委員会(委員長・堀龍之弁護士)は22日、井俣憲治町長(57)による職員へのパワハラやセクハラに関する調査報告書をまとめ、町に提出した。当事者への聞き取りを踏まえ、「死ね」など問題のある発言が複数あったと認定。「町政に対する悪影響を生んだと言っても過言ではない」とした。 井俣氏は第三者委の結論を踏まえ、進退を判断する考えを示しており、町を通じ「26日開催予定の臨時議会前後をめどに会見を開く」とのコメントを発表した。 第三者委は職員739人にアンケートを実施。582人が回答し、「ハラスメントを受けた」が108人、「(自身以外が)ハラスメントを受けるのを見た」が138人いた。 第三者委は、回答で具体的な日時などが示された案件について、職員や町長らへの聞き取りを実施。町長が認めたり、録音などが残されたりしたものを事実と認めた。 具体例として「死ね」「おまえらの脳みそはハトよりも小さい」といった暴言や、女性職員が入った着ぐるみと確認してから抱きつくなどのセクハラもあった。