ボー・ダラスとアンクル・ハウディーが重なり合う謎の映像　ⒸAbemaTV, Inc.

　正体はやはり…。WWEに突如現れた謎の怪奇派集団「ワイアット・シックス」が、またまた怪しげな動きに出た。 　2週前のロウで、アンクル・ハウディー率いる不気味なマスクをした5人組が出現。昨年8月に36歳の若さで死去した故ブレイ・ワイアットさんの〝跡継ぎ〟たちは先週のロウにも現れ、ワイアットさんの実弟ボー・ダラスとハウディーが語り合う謎めいた映像を公開した。 　1日（日本時間2日）のロウ（マサチューセッツ州ボストン）でも、新たな動きがあった。PLE「マネー・イン・ザ・バンク（MITB）」のMITBラダー戦に出場するチャド・ゲイブルが、同じくMITB戦で初Vを狙うジェイ・ウーソと乱闘を繰り広げた後に、場内が暗転してリング上はスモークで真っ白になった。観衆から「ホーリー・シット！（超スゲー！）」の大チャントが上がり、ゲイブルは逃げ惑うが、ライトの光の中に「ワイアット・シックス」のメンバーのシルエットが次々に浮かび上がった。 　 　ゲイブルが観客席に逃げ込むと、不気味な仮面をつけた謎の女性が、今週も実況席の前に立っていた。さらに実況席の上には、女性がKOしたとみられる男性セキュリティー2人が倒れている…。相当な破壊力を兼ね備えた女性は、先週同様に段ボール箱に入った懐かしのVHSテープを実況のマイケル・コール氏に手渡した。WWE中継が公開したテープには、ダラスとハウディーの問答の続編が映っていた。 　ダラスは「今もなお、家族を侮辱して利益を得る偽物どもがいる。ヘドが出るよ。やつらに償わせる」と宣言。仮面のハウディーが「それはお前のやるべきことか？」と問うと、ダラスは「俺こそが罪の声」と言い放った。ハウディーが「俺が裁く」「俺は誰でもない」「やつらを解放した」などと続けると、何と、ダラスの声が重なり合った。さらに映像でもダラスとハウディーが重なっていく。「やつらは俺だ、俺が裁く」の声からダラスが「俺が解放した」と言い、再び現れたハウディーが「その通り…」と応えたところで、映像は終了した。 　この日の映像から推測すると、かねてうわさされるように「アンクル・ハウディー」と「ボー・ダラス」は同一人物であるようだ。では、残りの4人は誰なのか？　さらにダラスが「やつらに償わせる」という相手は？　ロウを放送する「ABEMA」の日本語実況陣は、「今はさまざまな謎がちりばめられているさなか」と解説したが、怪奇派集団の謎は深まるばかりだ。