フジファブリック、2025年2月に活動休止へ「絶対に解散しないバンド」決断の経緯説明【全文】
【モデルプレス=2024/07/03】ロックバンド・フジファブリックが2025年2月をもって活動を休止することがわかった。2024年7月3日に発表された。 【写真】フジファブリックのライブにサプライズ登場した大物俳優 ◆フジファブリック、活動休止へ フジファブリックは所属事務所を通じ「この度フジファブリックは、2025年2月をもちまして、活動を休止させていただく事となりました。20周年イヤーが進む中、突然このような報告をさせていただくことをどうかお許しください」と活動休止を報告した。 活動休止の経緯として「12枚目のアルバム『PORTRAIT』を制作中の2023年、金澤ダイスケより、自分のすべてをこのアルバムに注ぎ込み、20周年イヤーを全力で駆け抜け、その後バンドを脱退したいとの申し入れがありました」とメンバーの金澤ダイスケに脱退の意思が伝えられたことから「バンドとしての活動継続は困難という判断に至り活動休止という決断をしました」と説明した。 2009年に亡くなった志村正彦さんによって2000年に結成された同バンド。「彼と共に歩んだ時間、共に育んだ思いや一緒に見た景色は、かけがえのない宝物だと思っています」と志村さんへの思いをつづり「その思いをメンバー3人が胸に刻み、フジファブリックという大切な場所を音楽を作り続けながら守っていくという覚悟を持って2011年に活動継続を決め、多くの方々に支えられながらこれまで歩んで参りました」とこれまでの活動を振り返っている。 今後はメンバー3人が新たな道に進むが、現在のところ活動は未定。「その道がフジファブリックという場所に繋がっているのか、今後の活動の中で見つけられるかどうか、現時点では正直なところ分かりません。今は残されたLIVEの1本1本、1曲1曲に全身全霊を捧げていきたいと思います」と意気込んだ。 また「絶対に解散しないバンド」という信念で活動してきたことを振り返り「今回の決断でファンの皆さまに残念な思いをさせてしまう事を大変申し訳なく思っています。どうか受け止めていただきたいと思います」と応援するファンに呼びかけ。「フジファブリックにたくさんの愛情を持って応援し、支えてくださったファンの皆さま、全国のメディアの皆さま、そしてバンドを何度も救ってくださったアーティストの皆さまには心から感謝を申し上げます」と感謝を伝えている。 フジファブリックは、2000年に志村さんを中心に結成し、2004年に志村さん、金澤、加藤慎一、山内総一郎、足立房文の5人編成としてシングル「桜の季節」でメジャーデビュー。2006年に足立が脱退し4人編成に。2007年にリリースした「若者のすべて」がヒット、両国国技館にて初のアリーナワンマンライブを開催した。2009年に志村さんが急逝し、2011年に3人体制で活動を継続することを発表した。その後、日本武道館や大阪城ホールでのワンマンライブを成功させ、2024年にデビュー20周年を迎えている。(modelpress編集部) ◆フジファブリック発表全文 いつもフジファブリックを応援していただき、ありがとうございます。 この度フジファブリックは、2025年2月をもちまして、活動を休止させていただく事となりました。 20周年イヤーが進む中、突然このような報告をさせていただくことをどうかお許しください。 2000年に志村正彦によって結成されたフジファブリックは2009年に大切な志村正彦を失いました。彼と共に歩んだ時間、共に育んだ思いや一緒に見た景色は、かけがえのない宝物だと思っています。 その思いをメンバー3人が胸に刻み、フジファブリックという大切な場所を音楽を作り続けながら守っていくという覚悟を持って2011年に活動継続を決め、多くの方々に支えられながらこれまで歩んで参りました。 今年2月にリリースされた12枚目のアルバム「PORTRAIT」を制作中の2023年、金澤ダイスケより、自分のすべてをこのアルバムに注ぎ込み、20周年イヤーを全力で駆け抜け、その後バンドを脱退したいとの申し入れがありました。メンバー、スタッフ間で何度も話し合いを行いましたが、この20年間でバンドに対してすべてを出し尽くしたという金澤の意思は固く、バンドとしての活動継続は困難という判断に至り活動休止という決断をしました。 今後、メンバー3人それぞれが新たな道を進みます。その道がフジファブリックという場所に繋がっているのか、今後の活動の中で見つけられるかどうか、現時点では正直なところ分かりません。今は残されたLIVEの1本1本、1曲1曲に全身全霊を捧げていきたいと思います。 これまでフジファブリックを守り抜くという使命を幾度となく自らに問い、「絶対に解散しないバンド」という信念を持って活動してきました。今回の決断でファンの皆さまに残念な思いをさせてしまう事を大変申し訳なく思っています。 どうか受け止めていただきたいと思います。 フジファブリックにたくさんの愛情を持って応援し、支えてくださったファンの皆さま、全国のメディアの皆さま、そしてバンドを何度も救ってくださったアーティストの皆さまには心から感謝を申し上げます。 来年2月以降のメンバーの活動につきましては、現在のところ未定となりますが、新たな一歩を踏み出した際には、温かく見守っていただけますと幸いです。 2024年7月3日 フジファブリック 山内総一郎 加藤慎一 金澤ダイスケ 【Not Sponsored 記事】
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