やはり"非常識"だった日本株高、この2セクターを注視せよ
6月第2週は足元の日本株相場の“非常識ぶり”が露わとなった週だった。その流れから、今週注目しておきたいセクターを考えてみた(撮影:尾形文繁)
前回の本連載(6月11日配信) で指摘したとおり、やはり、6月第2週(12~16日)は今の日本株相場が“常識的な経験則”では計れないような局面にあることを確認する週だった。 「中央銀行ウィークでしばし様子見」が市況ウォッチャーの大勢観だったと思われるが、終わってみれば日経平均株価の5営業日の星取りはの4勝1敗。その1敗も前日比16円安と、「下落」とは形容しにくいほどの小幅だった。 これで4月第2週(10~14日)以来の10週連続高。それも、6月第2週は週間で1440円高と、10週間のうちで最大の上昇幅を記録した。「SQ(特別清算指数)後の6月谷間」などと悠長なことを言ってはいられなかったのである。
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岩本 秀雄