さんぴん茶、輸入量が過去最高 23年の小売り用、家庭での消費が増 120トン 沖縄地区税関
沖縄地区税関は22日、管内のさんぴん茶(緑茶として分類)の輸入動向に関する特別調査を発表した。3キログラム以下で包装された「小売り用」の2023年輸入数量は前年比0・4%増の約120トン、金額は同10・6%増の8522万円で、数量・金額ともに過去最高だった。一方、「原料用」は数量が同11・7%減の129トン、金額は同0・4%減の1億689万円と減少傾向にある。 【写真あり】宜野湾の「カフェユニゾン」休業へ さんぴんチャイや工芸品、沖縄文化の発信拠点としても親しまれ
小売り用の数量が増加している傾向について沖縄地区税関は、コロナ禍の影響により家庭でお茶を作る機会が増えたことや、マイボトルを持ち歩く人が増えたこと、県外への販路が広がったことなどが要因と分析した。 輸入金額は21年比で23年は65%程度上がっており、輸入単価の上昇傾向が影響しているとした。
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