【大分】病と闘うオペラ歌手 子どもに“生歌”を披露!
大分朝日放送
大分市の幼稚園で開かれた「オペラ鑑賞会」。 4歳から6歳の園児約110人を前に、本場イタリアで活動する大分市出身のオペラ歌手・渡辺弘樹さんが歌を披露しました。 渡辺さんは、25歳でイタリアのフィレンツェ国立歌劇場のオーディションに最年少でトップ合格しいまは歌劇場と終身契約を結ぶほどの実力者。 ピアノの伴奏に合わせてマイクなしで歌います。 オペラ歌手として活動を続ける渡辺さんですが、実は、これまでに2つの国指定の難病を発症。 いまも、体のしびれや倦怠感などと闘っています。 渡辺弘樹さん 「歌やめようかなもあったし生きている意味があるのかなという考えた時期もあった」 「(でも)これでも求めてくれる人がいるなら、もうちょっとがんばってみようかなと」 8日は子どもたちのためにサプライズ曲を準備しました。 節分を前に、園児たちは渡辺さんと元気に歌って踊りました。 子ども 「たのしかったです」 「すてきでした」 Q何が楽しかった? 「鬼のパンツ」 オペラ歌手 渡辺弘樹さん 「毎回のことなんですが子どもたちから元気をもらえるので楽しいですね。音楽に触れる機会は多いですが生で触れることが少ないので音楽は国境もないですしできるだけ生の振動を感じてもらえてらと思って」 渡辺さんは、今後も病気の治療を続けながら障がい者施設などでも歌を届けていきたいということです。