ローランドの最新シンセは80年代の名サウンドを再現
Roland(ローランド)を代表するフラッグシップシンセ「FANTOM」シリーズのニューモデルとして、「FANTOM EX」のリリースがアナウンスされました。FANTOMシリーズの高度なサウンドエンジン、直感的なインターフェースを継承しており、音作りの自由度はさらに進化しています。 【全画像をみる】ローランドの最新シンセは80年代の名サウンドを再現 目玉としてはRoland自慢のアナログ・モデリング・テクノロジー=ACBによって、JUPITER-8、SH-101、JX-3Pといった80年代の名機と呼ばれるアナログシンセのサウンドを再現できることですね。特にJX-3Pは渋い。 いずれもいまだに人気の高いシンセたちで、その再現度はハイレベル。そのほかにもJD-800やJUNO-106といったオールドシンセサウンド、ZEN-Coreエンジンを使ったウェーブテーブル音源「n/zyme」も搭載されていて、ベースやリード、パッド系の音色には事欠きません。 ピアノ系音源としてはGerman Concert V-Piano Expansion 01、SuperNATURAL Acoustic Piano 3 Expansionを搭載。アコースティックピアノの音色をモデリング技術で再現したサウンドは非常にリアルです。32バンドのステレオボコーダーもユニークで遊べそう。 オーディオ/MIDI USBインターフェースとしても機能し、Ableton Live、Logic Pro、MainStageのほか、Cubase、Studio Oneにも対応。これらDAWとの連携で、ソフトウェアコントロールも可能になっています。大型のタッチスクリーンや16個のパッド、大きめのノブなど操作感はかなり考慮されている印象。全体に機能が非常に豊富で、できることの幅が非常に広くなっています。宅録スタジオの中核としてだけでなく、ライブパフォーマンスで使ってもいいのではないでしょうか。 モデルバリエーションと予想市場価格は以下の通り。発売は5月31日予定です。 FANTOM-8EX(88鍵盤ハンマーアクション):48万4000円 FANTOM-7EX(76鍵盤):45万1000円 FANTOM-6EX(61鍵盤):41万8000円 Source: Roland
巽英俊