男性っぽい職種や女性らしい役割、思い込みでは? 広島市がSNSで漫画配信
広島市は、性別による無意識の思い込み(アンコンシャスバイアス)をテーマにした啓発漫画を交流サイト(SNS)で配信している。職業や男女の役割分担に関する固定観念の変革を促す。 4ページの読み切り。大学生の女性2人は消防士や建築現場の仕事を志望。友人の男性に「男っぽい仕事に就きたいんだね」と言われるが、「女だから、男だからできないって思わないで」と、前向きに挑む姿を描く。 社会課題をテーマに若者が親しみやすいSNSと漫画を組み合わせて啓発する取り組みは、2022年12月から配信した恋人間の暴力「デートDV」に続く第2弾。今回は先月15日から市の公式X(旧ツイッター)やLINE(ライン)、市ホームページなどで配信中。近く、家庭での育児を題材にした次回作も予定している。 市男女共同参画課は「男女共に活躍できる世の中になるために、徐々に意識を変えていきたい」としている。
中国新聞社