【開幕特集】徹底した守備を武器に上位進出へ。ブラウブリッツ秋田の鍵を握るは昨季のJ3得点王・小松蓮|J2リーグ
2024シーズンの明治安田J2リーグ各クラブとキーマンを紹介する。 【動画】吉田麻也と語るこれからのJリーグやブンデス注目チーム|内田篤人のFOOTBALL TIME
チーム紹介
J2での3年目のシーズンに挑んだ昨季は、開幕から4試合連続でクリーンシートを達成するなど、一時は暫定首位に躍り出るほどのパフォーマンスを披露。最終順位は13位に終わったが、大幅に戦力を削がれた中でも残留を決め、確かな成長を見せるシーズンとなった。 今季は5年目の指揮となる吉田謙監督の下、ここ3年で到達できていない10位以内が最初の目標となる。今オフも大きくメンバーが入れ替わる中で、秋田らしい徹底した守備を軸に上位進出を狙っていきたいところだ。
注目選手紹介:藤山 智史
生年月日:1994年4月23日(29歳) 昨季成績:42試合1得点 昨季、チームで唯一となる全試合出場を果たした秋田の心臓だ。 秋田の求める守備面において藤山の存在は大きい。フィジカルを生かした球際の争いに強く、90分間ハードワークし続けることができるボランチは、豊富な運動量でセカンドボールを回収すると、前線に良質なパスを入れて攻撃にリズムをもたらす。 2年連続で2ゴールを奪っているが、そこがさらに伸びればより怖いMFとなるはず。秋田の中核として守備面で貢献しつつ、攻撃にも巧く絡んでいくことで、より攻守に存在感を発揮していきたい。
注目選手紹介:小松 蓮
生年月日:1998年9月10日(25歳) 昨季成績:36試合19得点(J3) 昨年のチーム内得点王だった齋藤恵太が移籍した中、新たなエースストライカーとして期待されているのが松本山雅FCから加入した小松だ。これまでツエーゲン金沢やレノファ山口などでコンスタントにゴールを奪ってきた男は、昨季に松本で覚醒。年間19ゴールを挙げ、J3の得点王となった。 今季、再びJ2の舞台に戻る中、新天地で持ち前の得点力を発揮してチームを勝利に導けるか。チームが躍進するためにも新たな10番の活躍が必須となる。