三重県松阪市で今年最高39.7℃ 土日も災害級の暑さ 日曜は40℃超えのおそれ
今日5日(金)は、三重県松阪市飯南(粥見)で39.7℃(観測史上1位)と、今年全国の最高気温を観測。土日も災害級の暑さが続き、7日(日)は今年初の40℃超えになるおそれ。熱中症に厳重な警戒が必要です。
三重県松阪市で39.7℃ 東京・名古屋で2日連続の猛暑日
今日5日(金)は、昨日4日(木)以上に朝からハイペースで気温が上昇しました。15時までの最高気温は、三重県松阪市飯南(粥見)で39.7℃(観測史上1位)と、今年全国の最高気温を観測。福井県小浜市は38.9℃と、7月1位の値を更新しました。 また、東京都心35.5℃(今年最高)、熊谷36.0℃、名古屋37.3℃(今年最高)などで2日連続の猛暑日。宮崎は35.6℃と、4日連続の猛暑日となりました。 大阪35.4℃、那覇35.0℃と、こちらは今年初めての猛暑日となりました。7月までに那覇で猛暑日になるのは大変珍しく、2017年7月31日以来、7年ぶりのことです。 15時までに猛暑日地点は153地点と、昨日4日(64地点)の2倍以上に増えました。
国内最高気温41.1℃ 7月に熊谷 8月に浜松で観測
ちなみに、日本国内の最高気温は、熊谷と浜松の41.1℃。7月の国内最高気温は、熊谷の41.1℃(2018年7月23日)となっています。
熱帯夜も続出 夜間の熱中症にも注意
今夜にかけても気温の下がり方が鈍く、東京都心などでは夜7時頃まで30℃と長時間暑さが続きます。また、九州~関東にかけては、夜間の気温が25℃以上の熱帯夜となりそうです。エアコンは朝までつけたままにする、枕元に水を置くなど、日中だけでなく夜間の熱中症にも注意が必要です。
土日も災害級の暑さ 日曜は40℃超えのおそれ
今週末、明日6日(土)、明後日7日(日)も、災害級の暑さに警戒が必要です。特に、7日(日)は関東甲信を中心に上空1500メートルで24℃と、晴れれば地上では40℃以上になる猛烈な暖気が流れ込む見込みです。前橋など内陸で40℃超えの恐れがあります。猛暑日地点は、150地点を超える予想です。 原則、運動は中止。ためらわずにエアコンを使用し、「休息・冷却・水分補給」をこまめに行いましょう。暑さに気が付きにくい高齢者や子供への声掛けもお願いします。
日本気象協会 本社 福冨 里香