佐賀県内で梅が開花 この20年で最も早く 暖冬傾向
佐賀県内で早くも梅の花がほころび始めた。佐賀地方気象台は12日、梅の開花を観測した。暖冬の影響もあってこの20年で最も早いという。 佐賀市の気象台の敷地にある白梅の標本木で観測された。平年より16日、昨年より22日も早い。1953年の観測開始以降では4番目に早い開花で、福岡管区気象台は「暖冬傾向で、ここ2週間は平均気温が平年よりも1、2度高い状況が続き、成長が早まった」と話す。12日の佐賀市の最高気温は12・9度で、平年より2・7度高かった。 同市の神野公園では、紅梅が点々とつぼみをほころばせ、散策する人たちが「早いですね」と写真に収めていた。福岡管区気象台によると、13日の佐賀県は晴れで、1月中旬は平年よりも温かい日が続くという。(宮﨑勝、中島克彦)
宮﨑勝,中島克彦