総合運動施設の交流棟が5月1日から供用開始 鴨川(千葉県)
鴨川市総合運動施設の新施設「交流棟」が完成した。26日に長谷川孝夫市長ら関係者によるオープニングセレモニーが開催され、5月1日から供用が開始される。 同運動施設は、プロ野球の公式戦の開催が可能な野球場、ソフトボール場、床面が人工芝の文化体育館、日本陸上競技連盟第3種公認の陸上競技場、照明設備のある人工芝のサッカー場などからなる、安房随一の多目的運動施設。 同市によると令和4年度の利用者数は、延べ9万3000人。「スポーツ観光交流都市」を掲げる同市の一大拠点になっているという。 交流棟は、利用者の利便性の向上、プロスポーツや公式試合での活用も見据えた機能拡充などを目的に、国の「デジタル田園都市国家構想交付金」などを活用し、工事費4億3945万円を投じて、昨年8月から建設を進めていた。 陸上競技場の入り口東側に完成した施設は、木造一部鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積約1104平方メートル。休憩や食事などで自由に利用できる市民ラウンジ、コインシャワーを併設したロッカールーム、トレーニングルームなどが設けられている。 現在、文化体育館にある同市スポーツ振興課の事務所は、オープンに合わせて移転される。 同市では「幅広いニーズに応える施設として、各種試合や合宿などでの利用を見込んでいる。スポーツ後の休憩や体力づくりの他、さまざまな活動に役立ててもらえれば」と話している。