<サッカー速報>日本がアフガニスタンに5-0圧勝で2次予選突破!
サッカーのロシアW杯アジア2次予選の日本対アフガニスタン戦が24日、ホームの埼玉スタジアムで行われ、日本は、レスターで活躍中の岡崎慎司の先制ゴールなどのゴールラッシュで5-0と圧勝した。勝ち点を19に伸ばしてグループEの首位を守った。 8組ある各グループリーグの首位チームが、アジア最終予選への出場権を得る。同日、2位につけているシリアがカンボジアを6-0で下して勝ち点を18としたため、日本は、29日のシリア戦を待たずして2位以上の上位4チームに入ることが決まり、アジア2次予選の突破が決定した。
ハリルジャパンは新しい試みをした。 岡崎慎司と金崎夢生が2トップ。4バックで、ボランチは長谷部誠一人に任せ、左に柏木陽介、トップ下に清武弘嗣、右に原口元気が陣取る攻撃を強く意識したダイヤモンド型のシフトをとった。先発メンバーでの2トップ布陣は、2010年2月14日に行われた東アジア選手権の韓国戦以来となる。 直前に来日した本田圭佑と香川真司はベンチスタート。GKは川島永嗣がベンチをはずれ、東口順昭が昨年8月5日の東アジア杯、韓国戦以来、Aマッチ2試合目の先発抜擢となった。 アフガニスタンは昨年9月に中立地のテヘランで6-0で勝った相手。11月にセグルト監督に交代してから好調のチームだが、格下のアフガニスタンが引いて守りを固めてくることは明白だっただけに、ハリルホジッチ監督は、何かを仕掛けたかったのかもしれない 前半、日本は主導権を握り、再三にわたってアフガニスタンゴールを脅かすが、なかなかゴールを割れない。43分。縦にボールをつなぎ、清武からのラストパスをゴール正面で半身で右足にボールを受けた岡崎は、すばやくターンするとディフェンダーの股を抜き、冷静に2人のマークを外してキーパーの動きを見定めて左足でシュート。プレミアリーグでレスター旋風を巻き起こし、先日は芸術的なオーバーヘッドシュートが全世界で話題になった岡崎が、そのワールドクラスのテクニックを披露した“美しいシュート”で均衡を破った。 「キヨ(清武)からいいボールが来たので、ターンしてイメージ通りでシュートできた。苦しい時間帯もあったので、重要な1点を取れてよかった」 後半も日本が圧倒。後半13分には金崎がふわりとディフェンスの裏に浮かしたパスに反応した清武が代表戦では4年ぶりとなるゴール。2-0と追加点を刻む。さらに17分、右サイドを切り裂いた酒井宏樹のクロスが、相手のディフェンスに当たって方向が変わるラッキーなオウンゴール。3-0とすると、直後の19分にハリルホジッチ監督は、柏木に代えて香川を投入した。27分には、岡崎に代えハリルジャパンで初召集となった194センチと高さのあるハーフナー・マイクがピッチに入る。28分にはコーナーキックから吉田麻也がヘッドで押し込み4点目、32分には清武のクロスにハーフナーがヘッドで落としたところに金崎がつめて5点目、日本はゴールラッシュで圧勝した。 試合後、ハリルホジッチ監督は、「選手、チームに素晴らしい試合をしたといいたい。サポートの皆さんも喜んでくれたと思う。今度は、シリア戦にむけてしっかりと準備をしなければならないと思う。勝ちにいきたいと思う」と語った。