【GLADIATOR】10年振りの現役復帰! 元修斗世界フライ級王者・山上幹臣が参戦。フェザー級国内サバイバル戦=中川晧貴vs.水野翔も
2024年5月5日(日)大阪府豊中市・176BOXで開催される『GLADIATOR 026』に、第三代修斗世界フライ級王者の山上幹臣(STF)が参戦することが発表された。 【写真】山上と対戦する今井が極めた秘技ティピーチョーク フライ級王座決定トーナメント決勝、バンタム級&フェザー級国際戦3試合に続き、『GLADIATOR 026』の追加2カードが決定した。 フライ級3回戦で山上幹臣vs.今井健斗、フェザー級3回戦で中川晧貴vs.水野翔が行われる。 ▼GLADIATORフライ級 5分3R 山上幹臣(STF) 今井健斗(マーシャルアーツクラブ中津川) 山上は卓越した格闘センスを絶賛された元修斗世界チャンピオン。2011年11月に生駒純司に挑戦し、開始41秒、左ストレートでダウンを奪い、パウンドアウト。修斗世界フライ級王座を獲得した。 立ち技RISEで久保賢司と対戦後も、修斗で猿丸ジュンジ、マモル、HEATでナロンチャイ・ドラゴンテイルジムを下すなど3連勝も、2014年2月の『ROAD FC 14』でチョ・ナムジンに、2014年12月の『ROAD FC 20』でユ・ジェナムに、いずれも判定負けで2連敗。現役を退いていた。今回は、実に9年5カ月振りの現役復帰となる。 復帰を決めた山上幹臣は、主催者を通じて「まずは、オファー頂きありがとうございます。対戦相手も若くて勢いある選手で申し分ないので、しっかり倒して10年振りの復帰戦、勝利で飾ります!」と、必勝を誓う。 36歳にしてケージに戻ってくる“天才”の相手を務める今井は、山上より一回り若い24歳で6勝3敗の戦績の持つ。今回、山上の対戦相手を打診した選手のなかで、誰よりもやる気を持ち、イエスと即答したのが今井だった。 MMA6勝3敗の今井は、2023年3月のPANCRASEで前田浩平にスプリット判定で敗れるも、8月のDEEP名古屋で小林優に判定勝ち。11月の柴山鷹成戦では3R ティピーチョークで一本勝ちもマークしている。2024年2月のPANCRASEでは岸田宙大の三角絞めをスラムしながらも絞められ、1R 一本負け。岐阜の中津川から、GLADIATORに初参戦する。 “レジェンド”と対する今井は、「海外からの選手なども多く、今凄く盛り上がっているGLADIATORに参戦できて嬉しいです。初出場ですが、1番インパクトのある試合を見せられたらと思います。対戦相手の山上選手について、実力も実績もある強い選手ですが、大チャンスをモノにできるように頑張ります」と意気込みを記した。 この10年間で計り知れないほど進化を果たしたMMAで揉まれてきた今井を相手に、山上がベルトを巻いた頃のような輝きを見せることができるのか、注目の復帰戦だ。 ▼GLADIATORフェザー級 5分3R 中川晧貴(総合格闘技道場Reliable) 水野 翔(総合格闘技スタジオSTYLE) 元タイトルコンテンダーの中川晧貴は2023年、チェ・ソンビン&バットオチルという韓国・モンゴル勢に連敗中。今回は所属するreliableの田中じゅん代表から、「仕切り直しという意味でドメスティックマッチから戦わせたい」という要望もあり、大阪・GLADIATOR育ちの水野翔と対戦することになった。27歳。 主催者を通じて中川は、「今は外国人選手に2連敗と負けが続いていますが、試合に出させて貰っているGLADIATORの櫻井代表に感謝しています。ありがとうございます! 今回の相手は若手の選手で5連勝中らしいので、ここらで連勝を止めてやろうと思っています。今までは追いかける立場だったのが、今は若手選手に追いかけられる立場になったと自分では思っていて、絶対に負けられないと言う気持ちがより一層強くなりました。 今回の試合でしっかりと自分の強さを見せつけて、また追いかける立場に戻りたいと思っています。チャンピオンや上位で戦っている選手に『胡座をかいて待っとけよ!』、俺が居るって分からせたいと思っています。それを見せつけられる試合をしたいと思っています。初心を忘れずにアグレッシブに戦って行きたいです! reliableの看板を背負うという責任感を持ってリングで暴れます」とコメント。 2023年6月の『GLADIATOR 022』でプロデビュー以来、9カ月で4連勝を果たした水野は、池本誠知率いる総合格闘技スタジオSTYLE所属の22歳。『RIZIN Trigger 2nd』で小島勝志に、『GLADIATOR 019』で島村裕にいずれも判定勝ちしている強豪・中川を相手に、水野は連勝記録を「5」に伸ばすことが出来るか。 水野は、「格闘技&プロレス二刀流の水野翔です。この試合は僕にとってめちゃくちゃチャンス! 4連勝の勢いのままぶっ倒します。ここで勝って一気にタイトル戦線に絡んでいきます」と意気込む。 チャンピオン河名マストを筆頭にパン・ジェヒョク、ダギースレン・チャグナードルジ、バットオチル・バットサイハンというアジアの新鋭が集うフェザー級において、今大会でチーム・ラカイのアドニス・セビジェーノと戦うチハヤフル・ズッキーニョスと並び、日本の片翼を担うことが期待されるフェザー級ファイターは誰になるのか。中川、水野にとって、今後のキャリアを考える上で非常に大切な一戦を迎えることとなる。 各階級で猛威を振るうアジア勢に対し、一矢報いるファイターの出現こそがGLADIATORが所望するところ。そんなフェザー級戦線で上位アジア勢に挑む権利を有するのは、中川か水野か。