新年の幸願い「日橋丸」を綱引き 福島県喜多方市 にぎやかに塩川初市・開運舟引き祭り
新春の訪れを告げる塩川初市と開運舟引き祭りは15日、福島県喜多方市塩川町の東栄町通りなどで開かれ、参加者が新年の幸福と地域の発展を願った。 実行委員会の主催。恒例の舟引き祭りは、かつて阿賀川を中心に物流拠点として栄えた町の歴史を伝えるために催している。和舟「日橋丸」を東西に分かれて綱で引き合い、東が勝つと商売繁盛、西が勝つと五穀豊穣(ほうじょう)とされる。 子ども、大人の両部門に計約千人が参加した。重さ4トン、長さ15メートルの和舟を引き合い、子どもの部は西、大人の部は東がそれぞれ勝利した。周辺の通りは歩行者天国となり、起き上がり小法師(こぼし)やだるまなどの縁起物を販売する店が軒を連ねた。