辻希美「次男がついに思春期突入!?」爆発しそうになる母に杉浦家“ラスボス”の父は……
思春期の子と親を結ぶ懸け橋となって“チーム杉浦”を支える司令塔は長女!
なるべく放っておきたいなと思っていても、カリカリしている次男に注意をしなくてはいけないことがあります。ただ、私が言うと“正面衝突”になってしまうので、そんなときは高校生の長女に声をかけてもらうようにしています。私には突っかかってくることが増えた次男ですが、どれだけご機嫌ななめでも長女には八つ当たりしません。 子どもたちにとって、姉の存在は絶対的で、次男も長女に言われたことはきちんと聞きます。ありがたいことに、思春期を経験している長女や長男から、私に「思春期の子にそういう行動はよくないよ」「こういう対応したら?」とアドバイスをしてくれることも。 子どもたちの結びつきは年々強くなり、お互いの信頼関係ができているように感じます。親として、とても嬉しく見ています。しかも上の二人は心が大人へと近づいているため、困っている私を助けてもくれるのです。家族内でなにか問題が起きたときも、昔よりみんなで“戦っている”意識が持てて、それがとても心強いなーと感じています。
思春期と向き合う私のイライラをすべて受け止める“スポンジ・パパ”
子どもたちが思春期を迎えるたびに思いますが、いくら生意気なことを言ってもイヤな態度を取られても、子どものことはやっぱり大大大大……大好き! ですし、大切だと思う気持ちはブレないな、と。そこはどんな親御さんでも共感してくれると思いますが、私も人間なので、ときにはムキーッと爆発しそうになります。 そんなときのスポンジ役になってくれるのが旦那さんです。どんな些細なグチでも聞いてくれるので、本当にありがたい……! YouTubeを見てくださっている方はご存じかと思いますが、私は家事などをしながらよく小言を言っていまして(苦笑)、そういうテンションで旦那さんにぶつけます。「もう聞いてよ、今日最悪だったんだけど」と不満をすべて吐き出します。 そんなとき、旦那さんは素敵な助言をくれる……ということはありません(苦笑)。たいていは、「せやなあ」「大変やなあ」「おつかれさんー」というくらいのローリアクションです。けれど、それくらいの適当な(笑)リアクションがちょうどいい! 私の気持ちを汲んでイライラしたり重い気持ちになったりしたら、家庭内がどんよりしてしまいますしね。 旦那さんは、家庭内を俯瞰で見ている部分があり、状況はきちっと把握しています。次男の思春期についても理解しているけれど、自分がやるべきことは私のケアだと思ってくれるよう。旦那さんが子どもたちに直接注意をすることもありますが、それはよほどのとき。杉浦家の“ラスボス”という感じでしょうか。 うちの旦那さんは、結婚当初、彼自身が長男ということもあり、“昭和感”のあるタイプでした。そのメンタルで子どもたちの思春期と向き合っていたら、衝突したり、怒りすぎたりということがなかったとは言えないと思います。ただ、結婚後に旦那さんが私の“取り扱い方”に慣れていって、さらに子どもが増えて年々“進化“している感じが、なんというか……家族愛がだだ漏れしている大甘な父親に変化した気がします。 もはや、子どもたちへの対応は孫を愛でるおじいちゃん級の甘さ。ちょっとくらい子どもたちに生意気なことを言われてもデレデレ(笑)。だから、子どもたちが思春期になってもさほど気にしている様子はなく、わりといつもおおらかです。 ちなみに、旦那さんは年々、私への甘やかし方も進化(?)しております。以前、あるコンビニ限定のお菓子が見つからなかったときには、何軒も車で回ってくれたりして。結婚当初だったら、「もうええやろ」で一瞬で終了~となっていたところです(笑)。そんなことにも根気よくつきあってくれるようになりました。 こんなふうに、杉浦家は少しずつではありますが、家族一人一人の“形”が変わってきています。次男の思春期のように、ときには回り道になるような変化もありますが、最終的には、みんなが幸せに暮らすために進化を遂げているのだな~と感じています。 それではみなさん、また次回、お会いしましょう。
【PROFILE】辻希美(つじ・のぞみ)
1987年6月17日生まれ。東京都出身。2000年、モーニング娘。の第4期メンバーとして選ばれ、デビュー。2004年に同グループを卒業してからも、数多くのバラエティ番組に出演。2007年に結婚し、出産・育児の為、休業。現在4児の母親として育児の傍ら、TV・イベントに出演のほかアメブロ&インスタを日々更新中!
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