巨人首脳陣を『うれしい誤算』と喜ばせる選手が出て来ないものか【堀内恒夫の多事正論】
丸らの獲得でレギュラー争いが激しくなった巨人。競争の中から新たな選手が出てくるか/写真=桜井ひとし
オープン戦真っ盛り。一軍への生き残りを懸けたチーム内での熾烈な戦いが続いている。内海哲也、長野久義がFAの補償選手としてチームを去った巨人では、若手の台頭のチャンスとばかりに、“将来の内海、長野”が目の色を変えなければいけない。若手にとっては大きなチャンスになるかもしれないからだ。 巨人は3月5日からマツダ広島をスタートに、関西、九州を転戦して3月中旬には東京に戻って来るのだが、そのころには最初の一、二軍の振り分けが行われるだろう。すでに宮崎キャンプから那覇キャンプに移動する際に若干の入れ替えが行われたが、落ちた若手は悲観することはない。一軍キャンプ、一軍のオープン戦は若手にはどうしても練習量が少なくなる。首脳陣が「経験を積ませるために、ファームの試合に出したほうが得策」と考えた選手は、あえて二軍キャンプのメンバーに入れる。いわゆる実力不足による“降格”ではないのだ。二軍の実戦で結果を残せば、まだオープン戦途中からでも再び一軍に昇格するチャンスはある。 しかし、オープン戦の・・・
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週刊ベースボール