ジョージア代表“レロス”。日本代表とは6年ぶりの対戦となる（撮影：松本かおり）

　エディー・ジョーンズ ヘッドコーチが率いる新体制となってスタートを切る日本代表の、2024年の対戦相手が新たに決まった。 　すでに国内での開催が決定していたイングランド代表戦、マオリ・オールブラックス戦、ニュージーランド代表戦のほか、ジョージア代表、そしてイタリア代表とも対戦することが決まった。 　ジョージア代表の世界ランキングは日本代表より2つ下の14位で、これまでの対戦成績は日本代表の5勝1敗だが、一昨年の11月にはカーディフで強豪のウェールズ代表を倒すなど、着実に力をつけている。 　イタリア代表の世界ランキングは11位で、日本代表は過去9回戦って2勝7敗と苦手にしている相手。ワールドカップ直前だった昨年8月にはトレヴィーゾで21－42と敗れている。ワールドカップではまだトップ8入りしたことはないイタリア代表だが、ワールドラグビー年間最優秀新人賞に輝いたアンジェ・カプオッツォなど若いスターも誕生し、2022年11月にはオーストラリア代表から歴史的初勝利を挙げている。 　追加の2試合はいずれも夏のテストマッチとなり、ジョージア代表戦は7月13日に宮城・ユアテックスタジアム仙台で、イタリア代表戦は7月21日に北海道・札幌ドームでおこなわれる。 　そして、6月22日のイングランド代表戦は東京・国立競技場で開催されることが決定。10月26日のニュージーランド代表“オールブラックス”との試合会場は神奈川・日産スタジアムに決まった。 　日本代表のエディー・ジョーンズ ヘッドコーチは、「ラグビーワールドカップ2023フランス大会で準決勝まで勝ち残ったイングランド代表との対戦で国内シーズンをスタートさせ、決勝のファイナリストであるニュージーランド代表との対戦で今シーズンを終えることは、日本代表にとって大変名誉なことであります。また過去一度も破ったことのないチームを相手に、我々のレベルを測ることができる非常に大きな機会でもあります。合間に開催されるジャパン・フィフティーンと強豪マオリ・オールブラックスとの対戦は、2試合ともおもしろいゲームとなることでしょう。そして北日本で、活気あふれるイタリア代表と急成長を遂げているジョージア代表と対戦することで、私たちは充実したシーズンを送ることができます」とコメントした。