横断歩道の白線の間隔、従来の2倍の90センチに広げる 本数は22本から15本に減る 広島市のJR広島駅前
広島県警は、広島市南区のJR広島駅前の横断歩道の白線の間隔を従来の2倍になる90センチに広げた。塗り直しにかかる費用の削減などが目的。7月の国の関係規則の改正で可能となり、設置は全国3カ所目で、西日本では初めて。 【写真】白線の間隔が広くなった横断歩道 横断歩道の設置に関係する規則の改正で、音が出る歩行者用信号機と視覚障害者の誘導用ブロックがある横断歩道では白線の間隔を従来の45~50センチから最大で90センチまで拡大できるようになった。整備したのは更新時期を迎えていた「広島駅前(西)交差点」。12月2日から3日にかけ、横断歩道の中央に誘導用ブロックを新設する一方、白線の本数は22本から15本にした。 6日にあった横断体験会に参加した市視覚障害者福祉協会の赤瀬修副会長は「間隔が広くなった分、塗装が薄くなると見えづらくなりそう。その場合は素早く塗り直してほしい」と話していた。県警交通規制課は「条件に合う場所での整備を検討していきたい」としている。
中国新聞社