物価巡る判断、高賃金と高関税が不確実要因=米リッチモンド連銀総裁
[ワシントン 14日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は14日、インフレが克服されたか連邦準備理事会(FRB)が判断するにあたり慎重になる可能性のある不確実要因として、労使交渉の高賃金での妥結のほか、米政権による将来的な関税引き上げの可能性を挙げた。 バーキン総裁は、賃金や関税などに起因するコスト圧力が発生する可能性があるため、インフレに対する勝利宣言を巡っては思慮深く、段階的、体系的、方法論的であることが望ましいとの考えを示した。同時に「ディスインフレ要因を無視することはできない」とも述べた。 12月の次回会合で追加利下げを支持するかについては言及しなかった。