侍ジャパン・高橋宏斗、圧巻!4回8K2安打無失点 世界に見せつけた〝由伸2世〟の70球、MLB公式「無視できない」
ラグザス「第3回WBSCプレミア12」2次リーグ(21日、日本9-1米国、東京D)宿敵撃破!! 国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」は2次リーグが始まり、1次リーグB組1位の日本がA組2位の米国に9―1で快勝した。小園海斗内野手(24)=広島=が五回に勝ち越しの2点三塁打、七回に3ラン、八回に2ランを放って計7打点。チームは国際大会25連勝とした。大会2連覇を狙う日本は22日にベネズエラ、23日に台湾と対戦。2次リーグの上位2チームが24日の決勝に進み、3、4位が同日の3位決定戦に回る。 東京ドームに大挙したメジャー関係者の前で、「HIROTO TAKAHASHI」が〝メジャー予備軍〟をきりきり舞いさせた。日本・高橋宏斗投手(22)=中日=が米国代表を封じ込め「重圧を感じながらも、4回無失点で帰ってこられたことはよかった」とうなずいた。 メジャーリーガー不在でも粒ぞろいの米国を相手に一回、今季マイナーで104盗塁をマークしたシンプソン、昨季カブスにドラフト1位(全体13位)入団のショー、今季3Aで26本塁打のリターをいずれもスプリットで3者連続空振り三振。最速158キロを計測し、圧巻の8三振を奪った。 1次リーグ韓国戦(台北ドーム)では4回7安打2失点と乱れたが、吉見投手コーチと話し合い打者の反応を見ながら投げるよう修正。昨年3月のWBC決勝の米国戦でMVP経験者のトラウト、ゴールドシュミットから三振を奪い1回無失点に抑えた右腕が、野球の本場との再戦で真価を発揮した。 試合前にMLB公式サイトで「次の山本由伸? 彼は既にMLBを夢見ている」と題した記事で高橋宏が紹介され、「スカウト陣が次の大物投手を探し始めるとき、彼を長い間無視するのは難しいかもしれない」と注目度の高さをうかがわせた。大勢のメジャースカウトの前で快投も「全然知らなかった。常に高いレベルで野球をやりたいと思っているので、そのレベルに近づけるように頑張りたい」と語った。 今後の登板の可能性は低いが「まだ投げられる余力はあると監督に言っている」。最後までファイティングポーズは崩さない。(浜浦日向)