遠藤航のスタメン機会は今後も少ないかもしれないが…… セインツ戦でのフル出場では「ずっと頼れる存在になれることを証明した」
指揮官スロットへの良いアピールに
ここまで先発の機会がなかったリヴァプールMF遠藤航だが、18日に行われたサウサンプトンとのEFL杯・準々決勝でついにスタメン出場を果たした。ポジションは本職とは言えないセンターバックだったが、フル出場でチームの勝利に貢献。パフォーマンスへの評価はすこぶる高い。 リヴァプール専門サイト『This Is Anfield』は「ハーヴェイ・エリオットがSky SportのMOMだったが、統計的には遠藤こそ柱だった」と貢献度を評価する。 このゲームで遠藤はチーム1位となる11回のデュエル勝利数、チーム2位のボールタッチ数101回を記録し、パス成功率も93%と安定していた。さらに途中出場してきたサウサンプトンの超大型FWポール・オヌアチュにも空中戦で自由を許さなかった点が評価されており、地上でも空中でもデュエルは印象的だった。 今後も遠藤の立場は変わらないかもしれない。リーグ戦やチャンピオンズリーグではライアン・グラフェンベルフ、アレクシス・マウアリスターを中心としたMF陣が選ばれるはずで、次にスタメン出場できるのがいつになるかは分からない。 それでも、指揮官アルネ・スロットへ良いアピールになったのは確かだ。同サイトも「このゲームは今季の遠藤にとって初めてのフル出場だった。今後もこれが習慣になる可能性は低いが、これまでよりずっと頼れる存在になれることを証明した」とサウサンプトン戦のインパクトを称える。 ローテーション要員としてスロットの信頼を勝ち取ったと言えるはずで、チームの勝利と合わせて理想的なアピールだった。
構成/ザ・ワールド編集部