『猿の惑星』新作、物語の鍵を握る猿と人間…キャラクターポスタービジュアル公開
映画『猿の惑星』シリーズ最新作『猿の惑星／キングダム』（5月10日全国公開）で物語の中心となるキャラクターたちのポスタービジュアルが公開された。 映画『猿の惑星／キングダム』予告編 本作の舞台は、ウイルスが猛威をふるい、高い知能を得た猿と退化した人間の逆転劇が起きた300年後の地球。猿たちが文明的な巨大帝国を築こうとするなか、若き猿と、ある秘密を握る人間の女性との出会いが、人間と猿の関係性に大きな影響をもたらす。
公開されたビジュアルは、本作のメインキャラクターとなる、「家族を奪われた若き猿・ノア」「秘密を握る人間・ノヴァ」「冷酷な独裁者・プロキシマス・シーザー」ら三名のポスター。本作の主人公であるノアは、プロキシマス・シーザーによって村と家族を奪われた若き猿。人間のことを野生動物としか思っていなかったノアはある日、年老いたオランウータンから、 かつては人間と猿が共存していた時代があったことを聞き、自分のルーツに向き合っていく。そんな中、ある秘密を隠し持つ人間の女性と出会ったノアは、想像もしていなかった本当の人間を知り、人間との共存の可能性をもとめて帝国に立ち向かう。
ノアと出会う人間の女性・ノヴァは、野生化した人間の中で「誰よりも賢い」とされており、立場が逆転した人間と猿の関係性に大きな影響をもたらす秘密を握る存在。そして、人間を徹底的に排除しようとしているのが、帝国を率いる独裁者プロキシマス・ シーザー。地球における進化は人間ではなく猿を選んだと強く信じており、この世界の真の支配を計画していく。ノヴァに隠された秘密は、猿たちの帝国になにをもたらすのか。
メガホンを取ったのは、実写版「ゼルダの伝説」の監督に抜てきされたウェス・ボール。主人公・ノアを『To Leslie トゥ・レスリー』（2022）のオーウェン・ティーグが演じるほか、ドラマシリーズ「ウィッチャー」（2019～）でシリ役を務めるフレイヤ・アーランなど若手俳優が出演する。
ノア役のオーウェンは「ノアにはすごく共感できました。ノアは自分に自信がなく、プレッシャーに悩んでいるようなキャラクターなんです。その気持ちはまさに、この映画を作るときに『自分にこの役が務まるのだろうか？』と僕自身が抱いていた感情と同じでした。だからこそ、ノアがこの物語を通して自分自身を見つけるということは素敵なことだったのです。ノアはこの物語の中で、自分を知り、自分に何ができるのかを発見していくのです」と、本作がノアの成長の物語であることも明かしている。（編集部・入倉功一）
