日本で初開催「F5WC」って何?
世界最大5人制サッカー「F5WC」の大会予選が明日2月15日から日本各地で始まります。「F5WC」は今年で2回目と歴史は浅いのですが、世界48カ国から選手が参加し、決勝戦は中東ドバイで行われるという世界大会。
F5WCって何?
F5WCは正式名を「The Football Five's World Championship」と言います。ドバイのスポーツマーケティング会社がアマチュア選手に活躍の場をと始まりました。16歳以上のアマチュア選手が出場対象です。 2013年にドバイでスタートし、同年は32カ国から選手が参加。デンマークが優勝し、2位ヨルダン、3位ウルグアイ、4位カタールと続きました。世界大会には、有名クラブからスカウトが視察に訪れ、UAEの16歳の選手2人がそれぞれ、イギリスのマンチェスターシティーとチェルシーFCにスカウトされ、ユースのキャンプに参加しています。学業の兼ね合いなどから、入団に至らなかったものの、サッカー選手を目指す選手にとっては夢のある大会です。また、アマチュアスポーツといえども、レベルの高さがうかがい知れ、そういう意味でも注目の大会と言えるでしょう。 第2回となる2014‐2015年大会は、日本を含めた世界48カ国からチームが参加します。各国の予選を勝ち抜いた1チームだけが、国を代表してドバイで開催される決勝トーナメントに出場できるというルール。決勝トーナメントは、4月23日から3日間かけてドバイで行われます。
日本での開催は?
日本では2015年2月15日から東京、神奈川、埼玉、大阪など全8会場で順次予選大会が実施されます。各地域の予選大会を勝ち抜いた32チームが、3月15日に東京都練馬区の「フィスコフットサルアレナとしまえん」で開かれる決勝トーナメントへ進出し、日本代表を決定します。 参加選手はさまざま。全国高校サッカー選手権大会に出場経歴がある選手のほか、元Jリーガーの参加も決まっているといいます。そういう意味で、選手レベルはフットサル大会などと比べると高いと期待され、なかなか本格的なプレーが見られるかもしれません。
ルール
サッカーとフットサルの間のようです。基本的にはサッカールールを適用しますが、F5WCに独特のルールがあります。 競技人数は、キーパー1人、ピッチ4人の計5人。ローバウンドボール(5号球)を使用。ボールがサイドラインを割った場合は、スローインではなく、キックインになったり、オフサイドルールは適用されないなど、フットサルのルールに近くなっています。 一方のピッチは、フットサルコートを一回りほど大きくしたものですが、日本にはこの規格に見合ったコートがなく、フットサルでの形式が導入されます。