【春キャベツ】軽いもの、重いもの、どちらを選ぶべき?おいしい選び方と調理のコツを管理栄養士が解説
繊維がやわらかく甘味のある春キャベツ。春野菜の代表である春キャベツは、サラダに炒め物に、煮込み料理にと色々な料理に使いやすく、重宝しますよね。どのような春キャベツがおいしいかご存知ですか?今回は春キャベツのおいしい選び方と長持ちする保存方法をご紹介します。 〈写真で見る〉【春キャベツ】軽いもの、重いもの、どちらを選ぶべき? ■おいしい春キャベツの選び方とは? 寒い冬を乗り越えた春キャベツは、甘味が強くやわらかいのが特徴。さまざまな料理に使える、万能な野菜です。どのような春キャベツを選べばいいのでしょうか? ①巻きがふんわりして軽いもの キャベツを選ぶ時に、しっかり巻いていてずっしり重いものを選ぶ傾向はありませんか?これは冬キャベツの場合。春キャベツは冬キャベツを品種改良したもので、葉の巻き方も異なるのです。春キャベツは巻きがふんわりして軽いものの方がおいしいと言われています。 ②外側の葉が濃い緑色で、反り返っているもの 収穫から時間が経つほど、色があせて、萎びてきます。その為、葉の色が濃く、反り返っているものは新鮮な証拠です。 ③芯が500円玉よりやや小さいもの 芯が太いものは、葉の固い軸の部分も多くなる傾向が。芯の大きさが500円より少し小さいくらいの大きさで、切り口が変色していないものを選ぶようにしましょう。 ■おいしさが続く保存方法とは? キャベツは比較的長持ちしやすい野菜ですが、気づくと、しなしなになったり、表面が黒ずんでしまうということも。どのように保存すればいいのでしょうか? ①丸ごと保存する場合 気温が高すぎなければ、新聞紙などに巻いて風通しの良いところに常温保存で大丈夫です。より長持ちさせたい場合は、キャベツの芯をくり抜くのがポイント。芯がついた状態だと、栄養が芯に吸い取られる為、鮮度が落ちやすいと言われています。 芯をくり抜いたキャベツは、そのままポリ袋に入れて芯を下にして野菜庫で保存すると、長持ちしますよ。濡らしたキッチンペーパーは、キャベツを使うたびに取り換えるようにしましょう。 ②カットして保存する場合 カットしたものは断面が空気に触れて酸化することで黒ずんだり、乾燥でしなしなになってしまうことも。それを防ぐためには、切り口全体を湿らせたキッチンペーパーで覆い、ポリ袋に入れて保存しましょう。使うたびにキッチンペーパーを取り換えるのが、鮮度を保つポイントですよ。 今が春キャベツのおいしい時期。ぜひ美味しい春キャベツを満喫してくださいね。 <参考文献> JAグループ 春・冬の旬野菜キャベツ JAむなかた キャベツ ライター/和田梓(管理栄養士)
和田 梓