「花咲舞が黙ってない」第5話。半沢直樹（劇団ひとり）の厳しい表情。何を…（C）

　11日に放送された今田美桜主演の日本テレビ系ドラマ「花咲舞が黙ってない」（土曜午後9時）の第5話に「半沢直樹」が登場した。半沢直樹は花咲舞と並び、作家・池井戸潤氏の作品に登場する人気キャラクターで、TBSのドラマでは堺雅人だったが、今作では劇団ひとりが演じている。 【写真】「花咲舞が黙ってない」今田美桜と山本耕史が演じるワンシーン 　大手銀行の窓口係から本部臨店班に異動した今田演じる花咲舞が、訪問先の支店で毎回巻き起こる事件や不祥事を解決していくエンターテインメント作。半沢は、花咲が勤める東京第一銀行の合併先の産業中央銀行で暗躍する銀行マンとして登場した。ドラマの原作小説「花咲舞が黙ってない」（中公文庫・講談社文庫）には中盤から半沢が登場し、最終話まで物語に絡んでくることから、原作通りこの日の放送からドラマに登場した形だ。 　劇団ひとりの演じる半沢に、ネットでは「キャスティングした人センス良すぎる」「半沢直樹きたぁ！！！！って思ったらまさかのひとりさんだった」「一周回ってもはやおもしろい」「劇団ひとりの半沢直樹は気が弱くてすぐ泣きそう」などのコメントが寄せられている。 　第5話の内容は、花咲舞(今田美桜)と相馬健(山本耕史)の次なる臨店先は、山間の温泉地にある眠山支店。そこで二人は、老舗旅館・白鷺亭の八坂社長から、融資がなかなかおりず困っていると相談を受ける。眠山支店の前浜支店長が納得するような事業計画書を作成するために、舞と相馬は白鷺亭に宿泊して顧客目線で改善点を探すことに。課題を見つけた舞と相馬は、白鷺亭の融資担当者・後藤涼太と共に、白鷺亭が改善に向けて動き出したことを前浜に報告。しかし、「この街には未来がない」と言い、話をろくに聞いてくれない。 　その日の夜、前浜の言葉を八坂社長に伝えるために、再び白鷺亭を訪れた舞と相馬は、思いがけない人物の姿を目撃する…。 　舞たちが目撃したのは、東京第一銀行の牧野頭取(矢島健一)と、紀本平八、昇仙峡玲子。さらに牧野頭取と話している相手は、東京第一銀行のライバル、産業中央銀行の景山頭取だった。こんな山奥で、メガバンク2行のトップ同士が極秘会談！？ 　驚きながらも舞と相馬は、白鷺亭に融資が難しそうだと告げに行く。八坂の諦めきれない気持ちに触れた舞は、白鷺亭の料理部門を捨てて、夕食は街の飲食店で食べてもらう「泊食分離」を思いつく。舞の熱意に心を動かされた支店の行員たちの後押しで、前浜支店長はついに、融資を本部に通すと決断。 　問題が解決し、舞たちの臨店も無事終了したかに思えたが……。数日後、白鷺亭から突然、産業中央銀行が1億多い6億円の融資をしてくれる事になったので、融資を辞退したいと連絡が。舞と相馬は突然の申し出に戸惑う。その裏では産業中央銀行の半沢直樹（劇団ひとり）が暗躍していた。