【阪神】痛恨適時失策の佐藤輝は重心を落とす練習を…安藤統男氏
◆JERA セ・リーグ ヤクルト3―1阪神(7日・神宮) 阪神は打線上昇で連勝した勢いを継続できず、1得点でヤクルトに敗れた。スポーツ報知評論家の安藤統男氏は、8回の佐藤輝明内野手の適時失策が極めて痛かったと指摘。再度の特訓を求めた。 勝負どころでいい打撃を続けていた森下を外し、前川を3番で起用したことが裏目に出た。岡田監督は打順の固定を好み、ある選手を外す場合は替わりの選手を同じ打順に入れることが多い。前川は今季初の3番で多少重圧もあっただろうが、ここまでの内容は決して悪いわけではない。好機での凡退を含む4打数無安打は、あくまで結果論だ。 それより痛かったのは、駄目押しにつながった8回の佐藤輝の適時失策だ。トンネルは真正面のゴロ。速い打球に対して、全く腰を落とせていなかった。三塁守備には、今後も必ず速い打球の処理がついて回る。足を動かすこと以上に、重心を落とす守備を徹底的に練習すべきだ。 今季の阪神は、昨季ほど順調なシーズンにはならないだろう。この日のような1点差ゲームこそしぶとく拾っていきたい。だからこそ終盤のミスによる失点は極めて痛い。(スポーツ報知評論家・安藤統男)
報知新聞社