雅子さま 英国訪問で進む闘病中のキャサリン妃とのご面会計画…重ねられる「適応障害でバッシングの過去」
「イギリスは天皇皇后両陛下に国賓として、最上級のおもてなしをご用意しております」 6月12日の記者会見でそう語ったのは駐日英国大使のジュリア・ロングボトム氏だった。6月22日から29日までの日程で英国を訪問される天皇陛下と雅子さま。出発が目前に迫っている。 【写真あり】03月に、がん闘病中であることを明かしたキャサリン妃 「25日に歓迎行事や、馬車のパレード、チャールズ3世国王夫妻が主催する晩餐会が行われます。 またそのほかに、『ヴィクトリア&アルバート子供博物館』で、両陛下のためにロンドンで大人気の舞台『となりのトトロ』のショート版を上演する計画もあるそうです。英国としては、日本の文化がいかに英国に浸透していて愛されているかを、ぜひ両陛下にご覧になっていただきたいということでしょう」(皇室担当記者) 英国内でも歓迎ムードが高まっているというが、実現の可否が模索され続けている懸案がある。 「それは天皇皇后両陛下とキャサリン妃のご対面です。キャサリン妃は今年3月に自らSNSで、がん闘病中であることを明かしました。6月15日に開催された王室の伝統祝賀行事には出席しましたが、現在も化学療法を続けており、『調子のいい日と悪い日があります』と、本人がメッセージで言及しているのです。 6月上旬時点では、両陛下の訪英に関係する公式行事には欠席するとのことでした。雅子さまもキャサリン妃の体調を、とても心配されているそうです。ご自身の過去と、キャサリン妃の現在の苦境を重ね合わせていらっしゃるのでしょう」(前出・皇室担当記者) 一部週刊誌は「以前のような役割を果たすことはもうないかもしれない」という関係者の証言を掲載しており、キャサリン妃の病状には世界中が注目している。 ■英王室と英国民は雅子さまに同情を 英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんはこう語る。 「キャサリン妃は昨年末から病状を公表せず、国民の前にも姿を見せなかったことで、一部からバッシングを受けていました。 3月にがんを公表したことで、バッシングは収束の傾向にありますが、“公務ができない皇太子妃”という批判が完全になくなったわけではありません」 がんと適応障害、病状は異なるが、雅子さまも思うようにご公務を行うことができない時期があり、苦しまれた。そのような雅子さまの苦境に同情的だったのが、英王室と英国民だったのだ。 「’08年に英高級紙『タイムズ』は雅子さまの闘病生活についての記事を掲載しています。“米国の名門・ハーバード大学で学びながら、制約の多い皇室の生活で精神的に押しつぶされてしまった”と、雅子さまに対して同情的な内容でした」(前出・皇室担当記者) また前出の多賀さんによれば、 「英国民はもともと日本の皇室への関心が高く、雅子さまが長年にわたって療養されていることは、日本人が意外に思うほど広く知られています。雅子さまが外務省に勤務されていたことも高く評価されていて、そうした方が皇室という特別な環境に入られ、適応障害になられたことに同情的な声が多く上がっていたのです」 ’11年にキャサリン妃がウィリアム皇太子と結婚した後、英国政府は王位継承法をそれまでの“男子優先”から性別を問わない“長子優先”に改正した。