チャールズ国王、友人への手紙の中で健康状態を明かす ウィリアム皇太子は働きすぎる父を懸念
2月初めにがんの診断を受けたことを告白したチャールズ国王。治療に専念していたが先週公務を再開した。病名や病状は明かしていないが、友達に宛てた手紙の中で健康状態や心境を綴っていたことがわかった。新聞「エクスプレス」が報じている。 【写真】チャールズ国王がパパの表情を見せたレアなスナップ集
国王は以前から友人との文通に熱心。友人たちは国王が治療中もその習慣を続けていることを明かすと、公務を休んでいた間の手紙には「多少ぼろぼろになった健康状態」と「病気に打ち勝つという決意」が書かれていたと話している。「自分のペースを落としたくないという強い思い、計画に変更を加えなくてはならないことを現実的に受け入れていること、全速力で元に戻りたいという絶対的な願望が手紙からは感じられる」と友人は語る。
また別の関係者も「国王は元に戻るためにエンジンを全開にしている」と証言。ある友人に「檻の中のライオンのようだ」と言われ国王がイライラしていることを明かした。国王は仕事中毒とも言われるほど1年中働いていることで有名だけれど、友人たちのコメントもそれを裏付けている。
ウィリアム皇太子は父のこのような働きぶりを心配しているという。「皇太子は父親が仕事と治療のバランスをとってほしいと思っている。父親が仕事好きなのは皇太子もよく知っているが、心配しているようだ」と関係者。
皇太子の気持ちはカミラ王妃と共通しているよう。先週国王と一緒に公務でがんの研究機関と病院を訪れた王妃は「国王は公務の再開に感激している」とコメントしつつ、治療中、自分は国王の活動を少しスローペースにしようと努力していたことを明かしていた。
5月3日(金)にはウィンザーで開催されたホースショーにも出席、バーレーンの首相権皇太子と対面したり、姪のザラ・ティンダルと語り合ったりとアクティブに動いていた国王。来月6日には第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦80周年を記念するためにノルマンディーを訪れたいと考えているという。皇太子や王妃の心配をよそに、国王のワーカホリックぶりは衰えなさそう。