料金が変動する「ダイナミックプライシング」生活にも拡大中 高速道路やコインランドリーも お得に使うには?
コインランドリーでもリアルタイムで価格が変動
コインランドリーでもダイナミックプライシングを導入しているものがあります。 コインランドリー「wash+」では季節・天気・時間・立地などをAIが分析して、リアルタイムで価格が変動し、前日に確定します。 例えば、千葉・浦安市 明海店の場合(Sサイズの洗濯・乾燥料金)は、最高料金は需要予測が最も高い日の午前9時~午後8時の1400円。最低料金は需要予測が最も低い日の午前0時~午前6時の800円となっています。 こういった価格変動制「ダイナミックプライシング」について、街の人はどう感じているのでしょうか? 20代女性: ちょっと休憩したい2時とか3時くらいに飲食とか安かったらいいな。ランチの時間混むからむしろいいと思います。 20代男性: 1年間一律で価格帯を変えない方がいいかなと僕は思ってます。消費者側からするとやっぱりその時間にこそ行きたいので、高くされるのはちょっと困る。 70代男性: お店の方の都合であって社会全体に対してメリットになるような話じゃないので、個人的にちょっと納得しにくいかなって感じ。
スポーツイベントでは時間帯以外もチケットの価格に影響
さらに時間帯以外でもダイナミックプライシングを導入しているものもあります。 スポーツイベントでは、イメージでいうと、元々4000円で売られていたチケット(試合15日前)が試合10日前、チームが連勝すると4500円に値上がり。試合5日前、人気選手が負傷離脱したら、4300円に。そして試合当日、悪天候だった場合は3500円に値下がり…と、チームの試合結果や選手の状態、天候なども価格に影響します。 では、損しないためにはどうすればいいのでしょうか? 高橋嘉尋氏: 売り始め・売り終わりは避けるべきです。ほとんどの場合、需要と供給が合わず、最初と最後が一番値段が高い。 これまで以上にリサーチが大切になります。ダイナミックプライシングがさらに普及すれば、あらゆるものの料金体系が複雑化し、リサーチしない人は不利益を被る時代になってきます。