「この週末の静かな成功者」 ラスベガスGP9位入賞の角田裕毅を各国メディアは軒並み高評価! F1公式サイトでも「勝者」のひとりに選定
『RACE FANS』は、「角田はこの週末を迎えるにあたり、『これまでRBで組んだチームメイトに対しては“圧倒してきた”という非常に大胆な主張をしてきたが、実際にこのレッドブルのジュニアチームで最も強いドライバーが誰なのかは明らかだった。予選で非常に力強いパフォーマンスを発揮した角田は、その勢いをレースでも発揮し、チームにとって重要なポイントを獲得。さらに、実力でレッドブルの一角を打ち負かすことに成功した』と称賛し、採点は「7」を付与した。 オランダのF1サイト『RN365』は、ベストとワーストの5人にしか言及していないが、角田には5番目となる「7.5」の高採点を与え、「レッドブルのシートを巡る争いにおいても、角田のパフォーマンスは最も注目に値するものだった。この日本人ドライバーは、予選で見事にマクラーレン勢の間に割って入り、さらにレースでは2ポイントを獲得した」と寸評を記したが、これだけで賛辞は終わっていない。 「この結果、RBは6位争いでアルピーヌやハースから後退することなく踏み止まり、角田自身は来季マックス・フェルスタッペンの隣に座るべきなのは自分だと強くアピールした。ローソンがダニエル・リカルドのシートを引き継いで以降、角田は新たなチームメイトの倍のポイントを獲得しており、この期間に限ってはペレスの獲得ポイント数にも並んでいる。ラスベガスではこの2人を打ち負かし、ミルトンキーンズのチームが冬にドライバーの変更を検討する場合、再び候補として名乗りを上げるための強い主張を示した」 続いてスペインのF1専門サイト『F1i.com』は、「角田は、この週末の『静かな成功者』とも言える存在だった。初日から着実に改善を見せ、予選では余裕をもって最終ラウンドまで進出し、決勝は7番手スタート。最初のピットストップまでは順位を維持したが、2回目の後にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に追い抜かれ、終盤にはヒュルケンベルクにも抜かれた。とはいえ、日本人ドライバーは堅実な走りを見せ、特に野心的なローソンと比較すると、その安定感が際立っていた」と称賛したが、採点は「6.5」に止まっている。 スポーツ専門サイト『sportskeeda』の採点は「8.5」と高く、寸評も「ラスベガスでは大活躍し、可能な限り最高のことを成し遂げた。米国税関での恐ろしい試練で始まった週末だが、終わり方は素晴らしいものだった」と、終始ポジティブな内容となった。 最後に英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、今回もランキング形式を採用し、角田は実際の順位と同じ「9位」。「RBがフリー走行1回目で苦戦したことを考えると、週末のスタートは順調とは言えなかったが、角田は急速にペースを上げ、予選では余裕をもってQ3に進出した。決勝でヒュルケンベルクの後ろに下がったことには失望を味わったが、全体的にはレースを上手くこなし、貴重なポイントを獲得。良い週末の仕事ぶりだった」と、こちらも高い評価を下している。 構成●THE DIGEST編集部
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