ホンダ「インテグラ」初代がVTEC搭載し146.5万円~デビュー。“カッコインテグラ”は世界初のリッター100ps超え!【今日は何の日?4月19日】
インテグラとともに誕生したホンダの名機VTECエンジン
ホンダエンジンの代名詞となっているVTEC(バリアブル バルブタイミング アンド リフト・エレクトロニック コントロール システム)は、インテグラとともに誕生した。VTECは、特定回転で低速カムと高速カムを切り替えることで、バルブリフトとバルブタイミングを変更する機構。吸気量増大、ポンピングロス低減、排気ガスの掃気を制御することにより、高出力、低燃費、低排ガスを達成するのが狙いである。 その後も“DOHC VTEC”は、歴代のタイプRやS2000など高性能モデルで採用され、2000年にはVTECに加えて吸気バルブの開閉時期の位相を連続的に変化させる、現在のホンダの標準的な機構“i-VTEC”、4代目「シビックタイプR」で採用された“VTEC TURBO”も登場した。 変わり種としては、V6エンジンに採用されているVCM(気筒休止システム)は、パワーを必要としない定常運転などでは、6気筒のうち3気筒を止めて燃費を向上させるシステム。VTECのリフトを極低にし、3気筒の燃焼を止め休止状態にするシステムである。 現在は、各社が独自の可変バルブ機構を標準的に採用しているが、VTECはその中心的な存在で進化し続けている。 シビックとアコードにより4輪メーカーとしての地位を確立したホンダが、次に目指したのは若者をターゲットにしたスポーティなモデルだった。プレリュードとともにインテグラは、ホンダの“スポーティさ”や“若々しさ”というブランドイメージの構築という重要な役目を果たした、ホンダにとってもエポックメイキングなクルマだった。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純
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