満開の大西公園でさくら祭り 第14代「さくらの女王」に橋本麻未さん 長野県大鹿村
約3000本の桜が植わり、飯田下伊那屈指の桜の名所として知られる長野県大鹿村大河原の大西公園で13日、「大鹿さくら祭り」(同実行委員会主催)が開かれた。満開を迎えた桜の下に多数の老若男女が集い、各種団体による歌や踊り、演奏などを楽しんだ他、地元飲食店などによる多彩な「お花見フード」に舌鼓を打った。 開会あいさつで熊谷英俊村長は「桜は満開で、絶好の天気。楽しい時間を過ごしてほしい」と笑顔。1961(昭和36)年の集中豪雨(三六災害)による大西山の大崩落後に整備された同公園の歴史に触れ、「村の復興のシンボル。先人に思いをはせ、今後も守り続けていくという思いを高める機会になれば」と話した。 この日は、各種イベントなどに参加し、村や南信州地域のPR活動を行う第14代「さくらの女王」に選ばれた、橋本麻未さん(伊那市在住)へ認定証が授与された。任期は2年間。橋本さんは「美しい大鹿村の魅力を、笑顔で、全力で発信していきたい」と力を込め、さっそく園内を回りながら来場者との記念撮影に応じるなど、活動をスタートさせていた。