ソフトバンク中村晃、年男のレギュラー再奪取へ 前回の巳年にレギュラー定着も昨季は主に代打 「しっかりやることやれば打てる」
2025年に年男を迎えるソフトバンクの中村晃外野手(35)が、レギュラー再奪取を狙う。 ■「あの小さかった真凜ちゃんが…」秋山幸二さん長女が花嫁姿【写真】 1989年生まれの巳年(へびどし)だ。前回の年男だった2013年は5月中旬からレギュラーに定着。プロ入り後、初めてスタメンでの出場試合数が100試合を超え、打率3割7厘、5本塁打、44打点と好成績を残し、分岐点となる年となった。翌年には176安打を放ち、最多安打のタイトルも獲得。中村晃は「技術的にも『あ、これかな』っていうものをつかみ出した頃。別に(年男は)意識してなかった」と振り返る。 それから12年が経過し、3度目の年男の年がやってくる。今季は国内フリーエージェント(FA)権を行使して西武から山川穂高内野手(33)が加入。23年まで3年連続でゴールデングラブ賞を受賞した一塁のポジションを明け渡し、代打での出場機会が増えた。 近年は投手の平均球速も上がっており、ただでさえ投高打低が進んでいる中、代打という一発勝負の世界。101試合の出場も、打率2割2分1厘、0本塁打、16打点とこれまでのような成績は残せなかった。それでも中村晃は「(投手のレベルは)根本的には変わっていないと思う。自分がしっかりやることをやれば打てると思っている」と言い切る。年末年始に向けて帰省する選手が多い中、28日もドームに足を運び、黙々とトレーニングに励んだ。 今年9月に第1子が誕生し、初めて家族3人で迎える年明け。初詣に行く際の願い事は「特にないですね」と言うにとどめたが、寡黙な打撃職人は〝ヘビ〟のように虎視眈々(たんたん)とレギュラーを狙っている。(大橋昂平) 【#OTTOソフトバンク情報】