自民党は4日夕方、党紀委員会を開き、派閥の政治資金事件に関係した安倍派などの議員39人に対する処分を正式に決定しました。福井2区選出で前の国会対策委員長・高木毅衆議院議員は、8段階ある処分の中では3番目に重い「党員資格停止6カ月」となりました。 　　　　　　　　　 4日午後、東京の自民党本部で開かれた党紀委員会。委員たちが派閥の政治資金問題に関係した39人の議員の処分を諮りました。 　 県内関係では、安倍派の元事務総長で1000万円余りの不記載があった高木毅・前国対委員長には、8段階の処分の中で3番目に重い「党員資格停止」6カ月の処分が下されました。適用期間中は、選挙で党の公認を得られないほか、党総裁選への立候補や投票の資格などを失います。 　 また、2400万円を超えるキックバックを受けた山谷えり子参議院議員は「党役職停止」1年に決定しました。 　 なお、直近5年間で不記載額が500万円未満だった稲田朋美衆議院議員と山崎正昭参議院議員は、意図的な不正が確認できなかったとして、幹事長名での厳重注意処分となる見通しです。 　 この処分を受け、自民党県連の山崎正昭会長は、「県連所属の国会議員が処分を受け、大変残念。県民の皆様に深くお詫び申し上げる。今後、厳しい批判を真摯に受け止め、政治の信頼回復に努めたい」とコメントしました。