賢治の世界へ出発進行 花巻市コミュニティバス「土沢線」 新車両導入【岩手】
花巻市は、市コミュニティバス「土沢線」の運行に新車両を導入した。車内は誰もが乗り降りしやすいユニバーサルデザイン(UD)で、車体は地元の中学生が宮沢賢治の作品世界を表現したデザインでラッピング。1日は出発式を行い、沿線住民や観光客に末永く愛されることを願った。 新車両は乗車定員32人の小型バスで1ドアタイプ。低床・ノンステップ構造で乗り降りや車内移動がしやすく、車椅子やベビーカー用の着脱式スロープ、車椅子固定装置などが装備されている。 土沢線は、県交通の路線廃止に伴い、今年4月1日から市が東和総合サービス公社に委託して運行。JR花巻駅から市博物館の最寄りバス停留所「賢治記念館口」やJR新花巻駅を経由し、東和地域までを走行エリアとし、2005年式の車両を改修して使用していたが、経年劣化が著しく新たに車両を購入した。運行は平日12便、土日・祝日8便。