<津田健次郎>ダークな役に惹かれる理由 「グレイトギフト」郡司役に「充実した日々」
連続ドラマ「グレイトギフト」(テレビ朝日系、木曜午後9時)に、心臓外科医・郡司博光役で出演中の津田健次郎さん。腕は一流だが冷徹な一面があり、妻がいながらも病院内で不倫している“ダーク”な郡司を好演しているが、「とても面白い人物。すごく演じがいがあります」と充実感をにじませる。郡司をどのように捉え演じているのか、津田さんに話を聞いた。 【写真特集】“郡司先生”では見れない爽やかスマイルも! ツダケンを撮り下ろし!(計7枚)
◇郡司は「つかみにくい人物」 反町隆史&佐々木蔵之介との撮影裏話も
ドラマは、TBS系「マイファミリー」(2022年)、「ラストマン-全盲の捜査官-」(2023年)などを手掛けてきた人気脚本家・黒岩勉さんのオリジナル作。「サバイバル医療ミステリー」と銘打ち、病理医の藤巻(反町隆史さん)が発見した新種の殺人球菌「ギフト」を巡る病院内の権力闘争を描く。
津田さん演じる郡司は、一流の心臓外科医。患者の命を救うため仕事をしているが、権力志向が強く、目的のためには手段を選ばない冷徹な一面も併せ持つ。同期の藤巻を見下しており、その妻で元カノの麻帆(明日海りおさん)とは今でも親密な様子を見せている。また、看護師長の鶴下(片山萌美さん)とは不倫関係で、時折密会していて……という人物。
第3話では、臣従する白鳥理事長(佐々木蔵之介さん)の命に従い、藤巻を利用して、白鳥のライバルをギフトで殺害した。「基本“嫌なやつ”なので、イライラすることもあると思います(笑い)。その部分も楽しんでいただければ」と津田さん。
だが「嫌なやつだけではないです」とも。
「黒岩さんの脚本がいろいろな展開を見せるので、嫌なやつだけではないところもバンバン出てくるかな、と。話数が進むにつれて、いろいろな面が見えてくるんです。つかみにくい人物ではあるのですが、そのつかみどころのなさも、魅力の一つだと思います。とても演じがいがあり、充実した日々を過ごさせていただいています」
今回、ドラマで初めての医師役。医師役ならではの専門用語に苦闘している。