風車に真っ赤なサルビアのじゅうたん ── 花博鶴見緑地公園は花ざかり
大阪市鶴見区の「花博記念公園鶴見緑地」で秋バラが咲き始め、多くの来園者の目を楽しませている。また、名物の風車前の広場ではサルビアやコスモスも咲いており、秋空のもと花を眺めながらゆっくりとすごす市民らの姿が見られた。
秋バラ咲き始め、色と香りを楽しむ
同公園のバラ園では280品種、約1400株のバラが咲くという。赤や黄色、ピンク色に咲きはじめた花々の横では、まだたくさんのつぼみも多く、これから色や香りを楽しめそうだ。 家族と自転車で来たという同区の男性(36)は「この公園はゆったりと楽しめるから、よく家族で来ます。花を気軽に楽しめるのはいいですよね。大阪市内で花を楽しめる場所もそう多くはないんで、子どもらに教えがてら見にきてます」などと話していた。 一方、バラ園のすぐそばにある風車広場では、サルビアやコスモスの花が咲き誇る。風車のそばで一面に咲くサルビアは、まるで一面に広げた真っ赤なじゅうたんのようで、訪れた人らが「これ、きれいやなあ」と言いながら写真を撮る姿も多く見られた。こちらは、今月末ごろまで楽しめそうだ。
「花の万博」開催地、所どころに名残りも
1990年に「国際花と緑の博覧会」の会場となった同公園。今でも園内を歩いていると、パビリオン跡など、所どころにその名残りが見られる。開催当時小学生だった世代が、ちょうど30代半ばから後半となり、子どもらに「ここで花の万博があってな」と説明している光景もみられた。