年収800万円を超えるとそれ以上の年収でも幸福度は変わらないという話を聞きました。年収1000万円を目標にしていましたが、これって本当ですか?
幸福度を上げるには?
年収では幸福度に限界がある以上、幸福度を上げる要素を年収以外に見いだすことが大切です。幸福度の判断基準を別に作るイメージです。 幸福度の判断基準を複数用意しておけば、収入などに依存せず安定した精神状態を保てるなどのメリットもあります。幸福度の指標が1つしかない状態だと、良い結果が出ない場合に大きなストレスを感じる原因になります。リスクは分散させて、逃げ道は多く持っておく方法がベターといえるでしょう。 幸福度を上げる要素の例は、以下の通りです。 ・友人関係 ・心身の状態に合った仕事 ・家族などの家庭環境 ・仕事へのやりがい ・趣味 ・ゆとりのある時間 幸福度は主観的なものであるため、年収はあくまでも要素の1つです。自分が大切にしたい幸福度の要素を模索しつつ、高めていくことで幸福度は上げられるでしょう。
自分なりの幸福度の指標を持つことが大切
人それぞれではあるものの、いくつかの調査や研究によると年収800万円で幸福度の上昇率が減少するのは事実です。そのため幸福度だけを求めて年収を上げるのは、コスパが悪いとも言えます。 幸福度は主観的であり、指標は年収だけではありません。幸福度をより高めていくには、年収以外にも自分なりの幸福度の指標を持っておくことが大切です。年収による幸福度の上昇が見込めなくなっても、他の要素で幸福度を上げられます。 出典 幸福度に関する研究会 幸福度に関する研究会報告 Daniel Kahneman and Angus Deaton High income improves evaluation of life but not emotional well-being 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部