香肌小では2人を歓迎 三重・松阪地区けさ入学式 小学校1115人、中学1323人
三重県松阪地区の小中学校できょう8日、入学式が行われ、小学生1115人、中学生1323人が新しい学校生活をスタートさせた。うち飯高町森の市立香肌小学校(新良忍校長、26人)では午前9時50分から入学式があり、2人が仲間入りした。 同校は、少人数教育の良さを生かした複式学級の授業の工夫や、地域・保護者との連携の積み重ねが評価され、昨年度文部科学大臣優秀教職員表彰の教職員組織表彰を受けた。2019(令和元)年度から始まった「親子山村留学」では校区内に親子で住んでもらい移住定住につなげており、体験した保護者の口コミなどで希望者が増えた。現在26人の児童のうち、地元出身は3人。新入生を含む23人は他県などから移り住んで来ているという。 この日、新入生2人は保護者や来賓、在校生の拍手に包まれながら入場し、在校生が大きな声で歌う校歌を聞いた。担任の先生から一人一人名前を呼ばれると、大泉紘人君は緊張した様子を見せ、小川千利君は元気に返事をした。 新良校長は「ご入学おめでとうございます。今日から香肌小の1年生です。『ありがとう、おはよう、ごめんなさい』などあいさつが言えるようになり、自転車に乗る時はヘルメットをかぶり、車に乗ったらシートベルトを着けて、命を大切にしてほしい」などとあいさつした。 在校生代表の6年・小林玲歌さんが「今日から一緒に学校生活を楽しんでいきましょう」と歓迎の言葉を送った。 市内の小学校で入学者が最も多いのは中川小の101人。最少は香肌小と松ケ崎小の2人。中学校は中部中の219人が最多、大江中の11人が最少だった。 多気郡3町の新入生は次の通り。 ▶多気町=小学校100人、中学校118人 ▶明和町=小学校225人、中学校192人 ※9日実施 ▶大台町=小学校48人、中学校53人