【体温が33℃まで下がってしまうことも】重度障がい児を持つプロダンサーの母 「世の中を変えたい」笑顔で発信を続ける理由
>SNS投稿を通じて障がい者に優しい世の中にしたい
「リアルな発信をして世の中を変えたい」という思いで発信をしているAKiHAさん。長男は普通の食事形態では食べられません。ミキサーにかけて、ペースト状にする必要があります。しかしペースト状にしてくれる外食店は、ほとんどないため「ペースト対応しますよ」と店員さんの一言があれば、かなり楽になるとAKiHAさんは話します。 また、美容室も同じ。車椅子のままでカットできる美容室があれば、もっと多くの人が助かるはず。新幹線に乗る時も、健康な人はスマホでチケット購入できます。でも車椅子に乗っている人は事前に障害手帳を持って緑の窓口へ行き、長蛇の列に並ばなくてはいけません。 AKiHAさんは「私が今困っていることや不満をSNSで発信することで誰かの目に留まり、商品開発や行政が動いてくれれば。とても大きな夢だと思いますけど、可能性がゼロでないならやりたいと思います」と話します。
障がいが身近でない人たちへ伝えたいこと
自分が健康であることを、自分にも親にも感謝してほしいというAKiHAさん。 障がいのある人を目にした時に、勇気を持って手を差し伸べてほしいと話します。 もし直接できなくても、SNSにコメントしてもらうだけでも救われることもあるそうです。 「皆様が気づかなかったことに気づけたり、今後生きていくうえで何かを発見できるきっかけになれたら嬉しい」とAKiHAさんは話してくれました。「安室奈美恵の隣でダンスしたい!」という夢を努力で実現したAKiHAさんの挑戦は、まだ始まったばかりです。 【参考資料】 小児慢性特定疾病情報センター
ほ・とせなNEWS編集部