Number_iはバンドとの相性も格別 平野紫耀の低音ボイス、神宮寺勇太&岸優太のフロウスキル……理由を解説
Number_i、なぜバンドと相性ぴったり?
今回のMV全体を通して感じたのは、生バンドとのパフォーマンスに対する3人の熱量の高さ。映像からは、バンドメンバーとの一体感や、全身で生音を浴びながら歌唱する気持ちよさが伝わってくる。ダンスを含む場合もそうなのだが、終盤にもう一段階ギアを上げて駆け抜けていくパフォーマンスも、バンド演奏が加わるとさらに迫力が増して圧巻だ。 生演奏での歌唱は、決められたBPMのなかで行うのとは違った緊張感や難しさがあるはず。しかし、その時にしか生まれないノリを彼らは楽しんでいるように思う。そこには、「その一瞬だけ」というライブ感を彼らが大切にしているのもあるだろうし、「音楽が好き」という彼らの純粋な感情が表れているのもあるかもしれない。楽曲のよさだけでなく、そんな3人の終始生き生きとしたパフォーマンスにも、心を掴まれる理由があるように思う。 #Number_i - "INZM" (Hyper Band Live M/V) #INZM_HyperBandLive #ShoHirano #YutaJinguji #YutaKishi さて、バンドアレンジバージョンの「INZM」は、9月23日に発売される1stフルアルバム『No.Ⅰ』にも「INZM (Hyper Band ver.)」として収録される。リリース日に出演する『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)でもパフォーマンスが予定されており、いつかライブで披露される可能性もあるのでは、と個人的には密かに思っている。 生バンドを取り入れるという、いわば新しい武器を手にしたとも言えるNumber_i。“もっと上”を言葉だけでなく一つひとつの行動でしっかりと示していく彼らに、今後の期待は膨らむばかりである。
かなざわまゆ