巨人・阿部監督

　巨人・阿部慎之助監督（45）が22日に都内にある読売新聞本社を訪れ、山口寿一オーナー（67）に今季終了の報告を行った。 　喜びも悔しさも残る1年となった。チームの悲願であった4年ぶりのリーグ優勝を就任1年目から達成した阿部監督。一方、前日まで行われていたCSでは第6戦にまでもつれ込む大熱戦の末にDeNAに敗れ、日本シリーズ進出はかなわなかった。 　山口オーナーからも「来年は日本一を目指そう」と言葉をかけられた指揮官は「短期決戦の難しさや、チームの課題が明確に出た。そこをなんとか補強であったり新戦力でチーム編成していただければ」との要請を行ったことを明かした。 　CS6試合中5試合が2得点以下だったことからも、チームの大きな課題は「打力」であることは間違いない。阿部監督も「もう明確。打てなかったからね。何とか打撃陣を（改善する）という話ですよ」と言及すると「（秋季練習は）よみうりランドでやることにした。練習方法だったりをコーチ陣と話して。コーチ陣もいろいろな経験者がいて引き出しもあるから、それを全部若い選手にレクチャーして、選ばせて練習させようかなと思ってる」と短期集中型のミニキャンプを行う方針を明かした。