激戦!前県議vs前副市長 各候補の訴えは?新居浜市長選挙あさって10日投票
任期満了に伴う新居浜市長選挙は、連日、激しい論戦が繰り広げられています。あさって10日の投票を前に、各候補者の選挙戦を追いました。 【写真を見る】激戦!前県議vs前副市長 各候補の訴えは?新居浜市長選挙あさって10日投票 新居浜市長選挙に立候補しているのは、いずれも新人で、届け出順に、前の県議会議員の古川拓哉候補(46)と、前の副市長の加藤龍彦候補(70)の2人です。 ■前県議 古川拓哉候補(46) 古川候補 「この新居浜市をどんなまちにも負けない、そして、多くの市民が安心して暮らせる、そんなまちづくりを目指す志を実現したい」 無所属で新人の古川拓哉候補は、国会議員の秘書や市議会議員を経て、2011年の愛媛県議選で初当選し、県議会では「愛媛維新の会」に所属していました。今回、県議を4期目の途中で辞職し、市長選挙に出馬しました。 新居浜市議会の第2会派「みらい新居浜」の市議や地元の住民有志などから支援を受け、草の根の選挙運動を展開しています。 選挙戦では新居浜市の現状について「元気や活力が無くなった」として、市政を刷新し、街の未来像を市民と一緒に描く必要性を訴えています。 古川候補 「私自身は、過去からの延長線上にこの新居浜市の未来はないと思っています。ですので、新しい時代を切り開いていけるようにしっかりと挑戦をしていきたい、そのように考えています」 また、市が計画している市民文化センターの建て替え見直しを主張しているほか、子育ての悩みをワンストップで解決する支援センターの設置などを公約に掲げています。 古川候補 「私は5人の子どもを育てている現役世代ですので、子育て支援であったり高齢者福祉であったり、弱い人たちに配慮が届く、そんな政策をしていきたいと思っています」 ■前副市長 加藤龍彦候補(70) 加藤候補 「これからの新居浜を考えた場合、大学がいると考えている。大学をつくることによって若い人が集まってくる」 無所属で新人の加藤龍彦候補は、愛媛県職員として営業本部長や参与などを歴任した後、同じ県職員出身の石川勝行市長のもとで今年3月まで4年間副市長を務めました。 3期12年市長を務めた石川氏から後継指名を受けるかたちで市長選への出馬を決め、市議会最大会派の「自民クラブ」の議員や地元企業の経営者などから支援を受け、選挙戦を展開しています。 公約として、新居浜市立大学を経済界と協力して創設することや、市民文化センターの建て替え推進などを掲げ、石川市政の発展的継承を訴えています。 加藤候補 「残すべきものは残しながら新しいものに変えていく、そういう市政を展望しております」 加藤候補は「しがらみのない公平、公正な市政」を重視するほか、防災、減災対策の強化や教育環境の整備などに取り組みたいと話します。 加藤候補 「人の命を守る、市民の命を守る取り組み、これはまずすぐに着手する。将来を担う子どもたちの命を守るために小学校、中学校の体育館にエアコンを設置する、それから始めたいと思います」
新居浜市長選挙はあさって10日に投票が行われ、即日開票されます。
あいテレビ