渡辺源四郎商店とうさぎ庵の、戦争と平和を考える2作品連続上演
「渡辺源四郎商店第39回公演『法螺貝吹いたら川を渡れ』」が5月に東京と青森、「渡辺源四郎商店Presents うさぎ庵Vol.21『雲を掴む』」が5月に東京と愛媛にて上演される。 【画像】「雲を掴む」稽古の様子。(他8件) “戦争と平和を考える2作品連続上演”と銘打ち上演される今回の公演。「法螺貝吹いたら川を渡れ」では、幕末の津軽藩にある静岡な山村を舞台に、維新の嵐に巻き込まれた人々を描く。上演に向けて渡辺源四郎商店店主の畑澤聖悟は「戊辰戦争における局地戦のひとつ、野辺地戦争が創作の手がかりになりました」「ウクライナ戦争は膠着したまま3年目を迎え、パレスチナでは悲劇と理不尽が果てしなく続いています。争いの火種は世界のあちこちでくすぶるばかり。 そんな今だからこそ、戦争なんて無意味だと思い切り笑い飛ばしてみたいと考えました。お楽しみいただけますと幸いです」とコメント。 また「雲を掴む」では、困難を乗り越え結婚した王子様と美女の“その後”が描かれる。うさぎ庵の工藤千夏は「この物語は『王冠を賭けた恋』で知られる元・英国国王エドワード8世とその妻ウォリス・シンプソンをモデルにしています」「彼が退位してから亡くなるまで36年。そのあと、彼女が一人で過ごした年月は14年。二人の記憶の中に溶けてしまった植民地政策や第二次世界大戦の断片を拾い集めて、戦争と野望について考える旅に出てみたいと思います」と意気込みを語った。 上演時間は両作品とも約1時間20分から30分。チケットは3月30日11:00に販売スタート。 ■ 渡辺源四郎商店第39回公演「法螺貝吹いたら川を渡れ」 2024年5月3日(金)~2024年5月6日(月) 東京都 ザ・スズナリ 2024年5月26日(日)~2024年5月29日(水) 青森県 渡辺源四郎商店しんまち本店2階稽古場 □ スタッフ 作・演出:畑澤聖悟 □ 出演 高坂明生 / 山上由美子 / 工藤良平 / 音喜多咲子 / 小舘史 / 三津谷友香 / 白石恭也 / 木村慧 / 塚本佳苗 / 三上陽永 / 朔摩和門 / 長谷川等 / 柾谷伸夫 ※学生割引、高校生以下割引あり。 ■ 渡辺源四郎商店Presents うさぎ庵Vol.21「雲を掴む」 2024年5月8日(水)~2024年5月12日(日) 東京都 ザ・スズナリ 2024年5月18日(土)~2024年5月19日(日) 愛媛県 シアターねこ □ スタッフ 作・演出:工藤千夏 □ 出演 猪股俊明 / 大井靖彦 / 桂憲一 / 徳永達哉 / 山藤貴子 / 山村崇子 ※学生割引、高校生以下割引あり。