台風13号 あす14日、勢力強め奄美に接近する見通し 猛烈な風やしけ、激しい雨、高潮の恐れ
台風13号は12日、発達しながら日本の南を北北西に進んだ。強い勢力となって14日に奄美地方に接近する見通し。鹿児島地方気象台は、猛烈な風や猛烈なしけ、非常に激しい雨、落雷や竜巻、高潮の恐れがあるとして厳重な警戒を呼びかけている。 【写真】台風13号の接近に備え、船を陸揚げする関係者=12日、奄美市名瀬の大熊港
奄美市名瀬の大熊港では12日、クレーンや台車で船を陸揚げし、ロープで港内に固定する作業に追われた。大熊小型船漁友会の重田茂之会長(75)は「今回は東シナ海寄りの進路で風が強く、波が高くなる」と警戒した。 気象庁によると、台風は同日午後9時現在、フィリピンの東を時速約25キロで北北西に進んだ。中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。14日午後3時には中心気圧が965ヘクトパスカルに発達する見込み。 14日に予想される最大風速(瞬間最大風速)は奄美北部30メートル(45メートル)、南部35メートル(50メートル)。波の高さは9メートル。14日正午までの24時間予想雨量は多い所で、120ミリ。
南日本新聞 | 鹿児島