大阪府内初の「不登校特例校」中学校が4月開校 全国最大規模 生徒の理解度に合わせて個別授業
大阪市が4月1日、大阪府内では初めてとなる「不登校特例校」の中学校を開校します。 約70人が在籍する予定で、不登校特例校としては全国で最大規模となります。 大阪市浪速区日本橋に新たに開校する「心和中学校」には4月、2年生と3年生あわせて26人が転入することが決まっています。 「不登校特例校」は、学校に行けなくなった生徒が学習指導要領にとらわれず、特別なカリキュラムで学ぶことができる学校で、現在小・中・高あわせて全国に24校ありますが、大阪府での開校は初めてです。 心和中学校には26人の教員が配置され、生徒の理解度に合わせて個別授業やオンライン授業を実施するほか、スクールカウンセラーが週5日常駐するなど、充実した支援体制が整えられています。 大阪市によりますと、後期からは中学1年生も対象に加え、さらに40人程度の生徒を受け入れる予定で、不登校特例校としては全国で最大規模になります。 市の担当者は「(心和中学校に通うことで)不登校になって失った自信を取り戻してほしい。また、社会的に自立するための足掛かりになれば」と話しています。
ABCテレビ