止まらない特殊詐欺 被害額7億2千万円超…被害防止へ各所とタッグ! 広島
増加する特殊詐欺被害…県警は大学生と協力し注意を呼びかけるなど特殊詐欺被害への対策を強化しました。 「クッキーどうぞ!」府中町のショッピングセンターでは特殊詐欺などの被害防止に向け、大学生が作ったクッキーなどが配布されました。 比治山大学 橋本美来さん「キャッチフレーズが『その疑問 うやむやにせず すぐ相談!』思ったより多くの人に手に取ってもらって特殊詐欺について興味をもっていただけたかなと思います」 特殊詐欺による被害はおととしから増加しており、今年の被害額は7億2000万円を超えているということです。 最近は、老人ホームの入居権を譲ってほしいなどと連絡があり、お金をだまし取られる手口が増えているということです。 特殊詐欺では約8割が電話を使っている背景もあり県警は10日、大手通信会社4社と協定を締結しました。主要4社すべてと協定を締結したのは広島県が初めてということです。 広島県警察本部 濵本博志生活安全部長「しっかりと連携を図らせていただき、増加傾向にある特殊詐欺被害に歯止めをかけてまいりたい」 今回の協定により電話に録音などの機能を普及させる活動を行うほか、被害傾向を共有するなどして被害防止につなげていきたいということです。