ソフトバンク柳田悠岐、今季初の猛打賞「つなぐ意識はめっちゃ強い」 自身の後ろには本塁打王コンビ
◆楽天1―6ソフトバンク(5日、楽天モバイル) 前日4日に11安打8得点したソフトバンク打線の勢いが仙台でも続いた。今季最多13安打で、6得点。今季初先発だった石川を援護した打線に、小久保監督は「三者凡退は9回だけ。そういう点で良い攻撃だった」とうなずいた。 ■「えーっ!ラブラブですやん」柳田が夫人と2ショット【写真】 電光石火の攻撃で主導権を握った。初回、先頭周東の右中間二塁打と今宮の右前打で無死一、三塁とすると、柳田がフルカウントから早川のスライダーを右前へ運んだ。「当てれば点は入ると思ったので、必死に食らいついた」と先制打に笑顔。1死一、三塁からは5番近藤が堅実に二ゴロを転がして1点を加えた。 柳田は3点リードの4回2死一、二塁にも早川の直球を強振して右翼線へ適時二塁打。6回には2死から左前打で出塁し、山川の左翼線二塁打で6点目のホームを踏んだ。自身の後ろに山川、近藤と2022、23年の本塁打王コンビが並ぶ重厚打線。今季初の3安打猛打賞となった柳田は「みんな良いバッター。本当につなぐ意識はめっちゃ強い」と持ち味のミート力をより生かせている。 昨季1勝9敗1分けで、引き分けを挟み8連敗中だった鬼門の楽天モバイルパーク宮城で完勝。単独首位に浮上した。開幕直後は投手力に助けられての勝利が続いたが、2日連続でそろって打点を挙げた中軸が打線を活性化している。柳田は「投打が今かみ合っている。ピッチャーを助けられるように、打つ方も守る方ももり立てていきたい」と充実感をにじませた。(末継智章)
西日本新聞社