カープ黒原拓未投手 今季プロ初勝利そして安定の中継ぎ・高い奪三振率 来季は「今年以上の覚悟で」
きょうは素敵なゲストにお越し頂いています。 早速お呼びしましょう。広島東洋カープの黒原拓未投手です。 オフの期間に入られましたが、ゆっくりできていらっしゃいますか? 【カープ・黒原拓未投手】 「ゆっくりさせて、もらって、身体も元気になっています」 きょうは野球からプライベートまでいろいろとお話を伺っていきたいと思っておりますが、まずは黒原投手の今シーズンを振り返りましょう。 黒原拓未投手。プロ3年目の今シーズンは、2試合で先発したのちにリリーフへ転向すると、そこから11試合連続無失点の投球を披露しました。 そして5月25日。 同点の延長11回に8番手として登板し、無失点に抑えると。 その裏に味方が3点を勝ち越し、嬉しいプロ初勝利をマークしました。 その後も着実に結果を積み重ね、チーム3位タイとなる53試合に登板。 防御率は2.11で1軍を完走しました。 きょうは活躍目覚ましい黒原投手にたっぷりとお話を伺います。 Q:ご自身で振り返って今シーズンいかがでしたか? 「やっぱり1軍完走っていうのは初めてですし、いろんな貴重な経験をさせていただいて、本当に成長できたシーズンだったかなと思います。自分自身の自信にも繋がりますし、やっぱりこの2年、過去2年なかなか思うような数字を出せていなかったっていう中でのシーズンだったので、まずはやっぱり1軍でしっかり帯同して投げられたっていうのはすごく嬉しかったかなと思います」 Q:「初勝利」については改めていかがでしたか? 「過去にもたくさんチャンスをいただいたんですが、それを物にできずに、すごく応援してくださる皆様にもすごく迷惑かけましたし、期待してくださってる声っていうのは届いてたので、まず一つそういう形で答えることができて、本当に良かったかなと思います」 Q:リリーフとしての活躍は想像していましたか? 「入団してすぐに最初はリリーフで生活することになったので、ある程度、想定だったり、その1年目に中継ぎの経験っていうのもあったので・・・。ただ今年は始まりは先発だったので、まさか自分がリリーフでシーズンを終えるっていうのは全く想像してなかったので、今年に関してはびっくりしました」 Q:今年は優勝争いも経験されましたが、チームの雰囲気はいかがでしたか? 「優勝争いする雰囲気というか本当に経験したことないことばかりだと思うんですけども、まだそういうこういうプレッシャーの中で、しっかり戦って、優勝するには良いパフォーマンスを出していかないといけないんだなっていうのは本当にすごく感じましたね」 Q:53試合に登板した今シーズンですが、現在、身体の状態などはいかがですか? 「今は本当に全然元気なんですけども、シーズン終盤、みんなそうなんですけども、やっぱり疲れが溜まってきてという状態になってくるので、そこをしっかりまた経験として、来年以降に、過ごし方だったりとかっていうのは活かせたらなっていうのは思いますね」 Q:先発、中継ぎで身体のケアの仕方で何か変えたことなどはありますか? 「ケアの仕方はそんなに変わらないんですけれども、やっぱり中継ぎは毎日試合がある。そこは先発とはやっぱり大きな違いなので、本当に『休めるときにしっかり休む』じゃないですけども、時間の使い方っていうのは、より大事になるかなっていうのは思いますね」 Q:黒原投手ご自身が最も印象に残っている登板というのはどの試合でしたか? 「4月7日の2回目の先発。初先発のときの反省というか、悔しさっていうのもあっての試合でしたし、この試合を最後に中継ぎに回ることになるんですけども、監督からも自分のボールを評価していただいたので、そして、自分がキャンプのときからあった自信とか、周りもそういうふうに思ってくださってるんだっていうのを感じられたので、自分の中で今年一番印象に残っているかなと思います」 Q:山内さんは春季キャンプの時から今シーズンのキーマンとして黒原投手の名前を1番に挙げていましたが、今シーズンの黒原投手はどう見られましたか? 【TSS野球解説 山内泰幸さん】 「飛躍してくれたシーズンだったと思います。今シーズンちょっと投球フォーム、足の上げ方を工夫して、コントロールが非常に良くなった印象があって、コントロールが良くなると自信が持てますから、どんどん腕も振れるということで、リリーフ登板というのもあるんですけど、球威も増した感じがして良かったと思います」 Q:黒原投手、これを受けていかがですか? 「自分としても、球威ももちろんそうですし、制球もまっすぐもそうですし、変化球が特に去年よりもストライク率がすごく上がったかなっていうふうには思うので、そこは改善されたかなと思います」 Q:黒原投手は同じピッチャーとして山内さんに聞きたいことはありますか? 「夏に調子を落としたので、身体のメンテナンス、年間通して怪我しないようにするためにどういうふうなことを」 【TSS野球解説 山内泰幸さん】 「まずオフシーズンしっかり、身体を休めて、身体のケアをすることが必要だと思うし、シーズン中っていうのは、特に中継ぎ陣は球数をできるだけ少なくして、疲労を残さないようにすることが一番大切だと思います。シーズンで技術はなかなか落ちることはあまりないと思います。体力面が落ちてきて技術が伴わないようになっていくんで、しっかりと休むことがシーズン中も必要だと思います」 Q:黒原投手は奪三振率が10.11と非常に高い数字を残していますが、主にどういうところを意識して投げていますか? 「三振を取れるというのは自分の強みだと自分自身も思っていて、やっぱりそこには今年良くなったまっすぐがあって、自分のピッチングって、やっぱまっすぐが基本というか、それが軸になると思うので、まずはストレートと思っています」 ここからはプライベートやオフについて伺っていきたいと思います。 Q:前回山内さんがインタビューをした時に、オフシーズンにはよくカフェに行くという話がありましたが、今の時期もよくカフェには行っているんですか? 「1人でよく行きます。カフェラテが好きで、今は広島市南区のマツダスタジアム近くのカフェに練習終わりに・・・」 Q:来シーズンの数字的な目標としてはどのようなところを目指したいですか? 「今シーズン、1軍で完走できましたが、これを続けていかないと意味がないので、来年、今年以上の成績を残せるようしっかり覚悟決めてやりたいです」 ありがとうございました。 きょうは黒原拓未投手にお越しいただきました。
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